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天才研磨師が手掛けるダイヤモンド

ANTWERP BRILLIANT CUTとは

BRIDGE銀座AntwerpBrilliantGALLERYで取扱うセンターダイヤモンドは全て『フィリッペンス・ベルト氏』の手で最終研磨を施したダイヤモンドです。

1990年ダイヤモンド研磨技術の新たなスタンダードを確立させた研磨の鬼才「フィリッペンス・ベルト氏」。その輝かしい経歴はこれまで彼が培ってきたダイヤモンド研磨にかける尽きない情熱と、あくなき探求心、そして仕上がりに対して妥協を許さない徹底的なこだわり、それを支える確かな技術力、天から与えられた特別な才能、すべてが揃って初めて成し得るものなのです。「AntwerpBrilliant Cut」とは、その世界最高の技術を持つマスタ―カッターであるフィリッペンス・ベルト氏が作り出したアントワープで生まれた完全にオリジナルで新しいカットのダイヤモンドです。

 

1. ダイヤモンド研磨のはじまりから今へ

2. ANTWERP BRILLIANT CUTの誕生

3. エクセレントカットをベースに開発

4. 通常の3倍のファセットから発揮される特別な輝き

5. デビアスグループの鑑定書でカット名として承認

 

 

1. ダイヤモンド研磨のはじまりから今へ

時は1447年、ブルゴーニュ公国(現在のベルギー・アントワープ)では、それまでとは明らかに違うレベルで「ダイヤモンドをダイヤモンドで磨く」革新的な研磨法が一人の研磨工「ルドウィック・ヴァン・ベルケム(Lodewyk van Berken)」の手で発見され話題となります。

当時のダイヤモンドはベルケム達の活躍により【割る・切る・磨く】が可能になり希少な宝石素材として注目を集めていました。それまで人類の歴史上もダイヤモンドは「どんなに権力の強い王様」にも、自在に加工することは出来ませんでした。無理に衝撃を加えれば思わぬ方向に砕けてしまうダイヤモンド、どうにも加工できない出来ない事から”征服されざる者”という言葉「アダマス」を語源に持つのです。
そんな超絶素材だったダイヤモンドを自在に磨く。世界で唯一の技術を確立し注目を集めたベルケムの下には様々な王族がダイヤモンド研磨のオファーを持ちかけ、ベルケムは長く活躍します。
そして、ベルケムの活躍から550余年・・・
そんなベルギー・アントワープのダイヤモンド研磨スピリッツを受け継ぐ数少ないダイヤモンドカッターの一人がフィリッペンス・ベルト氏なのです。

長きに渡り、進化を続けてきたダイヤモンド研磨の歴史の中で、1919年にマルセル・トルコフスキ-によって発表されたダイヤモンドの理想的な形は その後さまざまな科学者の手で少しずつ書き換えられて現在のエクセレントカットの基準値になりました。しかし、それを実際に研磨することは誰もできなかったのです。そんな中で1990年代のダイヤモンドのカットグレードにおいて「Very Good以上」が極端に難しいとされた時代、ベルト氏は90年代に次々とエクセレントカットを成功させ、現在のスタンダード化への大きな足掛かりとします。その働きはベルギーのダイヤモンド研磨技術と品質の高さを世界に印象付け、1993年には、エクセレントカットの人気を不動のものにした「ハート&キューピッド」の研磨も成功させます。

 

2. ANTWERP BRILLIANT CUTの誕生

1990年エクセレントカットの達成から23年・・・2013年ダイヤモンドの輝きのみを追い求める孤高の研磨師”フィリッペンス・ベルト氏”のアトリエで輝くことに特化したダイヤモンドが誕生しました。それはダイヤモンド研磨の聖地アントワープでの長年にわたるダイヤモンド研磨技術の積み重ねと研究により生まれた特別なダイヤモンドの輝き。その名は「ANTWERP BRILLIANT CUT アントワープブリリアントカット」

ダイヤモンド研磨の聖地アントワープの名前を冠したダイヤモンドは、計算しつくされた美しい97の面で構成され、あふれ出す光の輝きを生かす為に設計されたシンプルなクラウンと複雑にデザインされたパビリオンが醸し出す煌めきは特別なシンチレーションとディスパージョンを実現しています。正面から見て8角形(オクタゴン)に研磨されました。クラウン部分は通常のラウンドブリリアントカットと同様の仕上げでより奥の光を取り込むように研磨されています。

しかしパビリオン部分は通常のラウンドブリリアントカットの3倍の面数を持つ複雑なデザインになりました。これはダイヤモンド内部で反射する光をより細かくキラキラと反射させるための仕掛けです。ラウンドブリリアントカットのエクセレントカットをベースに設計されたアントワープブリリアントの煌めきは計算されつくしており、他のどのダイヤモンドをも違う特別な輝きを放つのです。

BRIDGE銀座 DiamondAntwrepBrilliantカットダイヤモンドルース 人と違う 被らない 変わったカタチ

 

1919年にベルギーアントワープの数学者によって見つけ出されたダイヤモンドの光の屈折値によって導き出された最適なパビリオン角度をそのままに継承するアントワープブリリアントカットは光の利率が高くファンシーシェイプでありながら最高の輝きを発揮できるのです。

 

3. エクセレントカットをベースに開発

97面のアントワープブリリアントカットのダイアモンドはエクセレントカットをもとに設計されています。

1919年にマルセル・トルコフスキ-によって発表されたダイヤモンドの理想的な形は その後さまざまな科学者の手で少しずつ書き換えられて現在のエクセレントカットの基準値になりました。エクセレントカットを最も得意とするフィリッペンス・ベルト氏はクラウンから入射した光を余すところなく反射するエクセレントカットの形状を生かして新しい輝きを作り出しました。フェイスアップではラウンドではなく八角形(オクタゴン)シェイプに。

しかもファセットの配列はラウンドブリリアントカットそのままに 形状だけを変化させています。ラウンドブリリアントカット理論でも重要だったパビリオンの角度は光を最も跳ね返すエクセレントの考え方を踏襲しつつラウンドブリリアントカットの3倍ものファセットを研磨していきます。 ダイヤモンドの小さなパビリオンの中に展開される究極の対称美はフィリッペンス・ベルト氏だけが表現できる究極の世界なのです。

アントワープブリリアントカットはブリリアンシー(光のモザイク)が均等に広がりダイヤモンド中心部のファイヤーが特に強く出るように計算して研磨されています。その輝きの基本はエクセレントカットのダイヤモンドを基に設計されたプロポーションにあるのです。

 

 

 

4. 通常の3倍のファセットから発揮される特別なブリリアンス

 

 

アントワープブリリアントカットのダイヤモンドはハートアンドキューピッドスコープでのぞき込むと光のモザイク模様が全体に満遍なく広がります。実際のダイヤモンドも明るくキラキラしていますが、これは内部で反射した光がダイヤモンド全体から反射しているという事です。小さな光も逃さず輝く、それがアントワープブリリアントカットなのです。

輝きのモザイクにぬけがなく光が跳ね返るのでアントワープブリリアントのダイヤモンドはカラーグレード以上に白く見えます。同サイズのラウンドブリリアントカット(トリプルエクセレント)と比較した場合、明らかに白い光のモザイクが多く飛びます。
強くギラギラしたラウンドブリリアントの様な力強い虹色の輝きではなく、白く凛とした優しい光がダイヤモンド全体から発揮されます。
シンプルな設計のクラウン部分からは想像できないような繊細な光のモザイクがあふれます。カットの良いダイヤモンドはカラーグレードが正面から見て判断が付きにくいものですが、アントワープブリリアントカットのダイヤモンドもその高い光の利率により白く凛とした輝きを放つのです。シンプルな設計のクラウン部分からは想像できないような繊細な光のモザイクがあふれます。これらは通常の3倍もの面数で研磨されるパビリオン部分でより微細な光のスペクトルとなり、その輝きが響き合うことで凛とした白い輝きが発揮されるのです。

 

5. デビアスグループの鑑定書にはカット名として認められています

通常ダイヤモンドの鑑定書ではカットグレードはラウンドブリリアントカットのみが評価対象となります。しかも様々なカットがありますがそのほとんどが外観の見た目をそのままカット形状として記載されています。しかしアントワープブリリアントはデビアスグループ鑑定鑑別機関IIDGRに特別に認められてカット名がグレードの脇に記載される特別な形状なのです。

 

 

本日のブログ、いかがでしたでしょうか?
58面のラウンドブリリアントカットと97面のアントワープブリリアントカットを並べてみると研磨面の繊細さがよくわかります。輝く変形カットでラウンドブリリアントに代わる新しいダイヤモンドのスタンダードとして提案されている97面アントワープブリリアントカットの特別な輝きを店頭で是非確かめにいらしてくださいね!

素敵なお二人のお越しをお待ちしております♡

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