キューレット(CULET)
ラウンドカットダイヤモンドの耐久性を上げる重要部分
キューレット(CULET)ダイヤモンドのパビリオン部の(一番下にある)尖端をキューレットと呼びます。
キューレットは大き過ぎると正面からダイヤモンドを見た時に光のモザイクの抜けにつながり美しさを損ない、小さ過ぎると先端がとがりすぎて耐久性に問題が出ます。尖ったキューレットはダイヤモンドの中でも割れや欠けの原因となりやすい場所でもあります。キューレットはラウンドブリリアントカットダイヤモンドの美しさと耐久性に大きく左右する重要な部分でもあるのです。
キューレットは無くても良いの?
基本的に0.25ct以下(クォーターサイズ以下)のダイヤモンドにはキューレットはありません。サイズが小さい為に耐久性にもそこ迄問題ならない事と、キューレットが有る事で光の抜けを防ぐためです。鑑定書上もNONE(ノン)表記となります。逆にこのサイズでキューレットが有る場合は正面から見た光のモザイクに抜けが出てダイヤモンドの美しさに影響を及ぼす場合がありますので注意が必要です。
パビリオン部の尖端ファセット、キューレットは大きさや状態によって. ・NONE(なし). ・VERY SMALL(非常に小さい). ・SMALL(小さい). ・ MEDIUM(中位). ・SLIGHTY LARGE(やや大きい). ・LARGE(大きい). ・VERY LARGE( 非常に大きい). ・EXTREMELY LARGE(極端に大きい). ・CHIPPED CULET(欠けたキューレット).とGIA基準で定義されておりキューレットの状態は個別検査されてダイヤモンドの鑑定書に表記されます。