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グレインライン(Grain Line)

グレインライン(Grain Line)はダイヤモンド研磨の業界用語、ラフはダイヤモンド原石を指す言葉。グレインラインとはグレイン:成長 ライン:線でそのまま成長線と読むこともできるが、多くの場合原石の中にある欠点部分を指す言葉として使われる。ダイヤモンド原石の成長過程で何らかの強い圧力がかかって成長線にひずみや歪みの有る事が有り、そうしたひずみや歪みをグレインラインと呼ぶ。

ダイヤモンドにはグレインラインと言う無視できない成長線の方向が有りそれに沿って劈開研磨して加工する

グレインラインは横断して思う方向にダイヤモンドを切断したり研磨したり出来ない線でもある。フィリッペンス・ベルト氏達ダイヤモンド研磨に携わる職人はグレインラインを見定めてダイヤモンド原石を研磨する。またサイトホルダーのプランニングデパートではダイヤモンドをレーザスキャンしグレインラインを見極めてダイヤモンドの仕上げを決定する。

その昔グレインラインは熟練の研磨工が長い時間と年月をかけてようやく見抜けるようになるモノだったが、現在はイスラエルのオギシステムやサリーン等の機械でダイヤモンドを調べる事が出来る。原石の段階から11以上の研磨可能性のある形が導き出される。
研磨者は機械の計算上どの場所にグレインラインが有るのか?を見極めてカット・研磨する必要がある。グレインラインを研磨するとそのファセットにはリーザ―ドスキンというトカゲの肌ウロコの様な不均一のユラユラした透明な面(ファセット)が出来上がる。
⇒ダイヤモンドの原石についてもっと

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