タトウ
タトウ紙 タトー紙とも
ダイヤモンドのパーセル毎の包み紙の事、日本では古来より着物や帯などを保管する際に包む紙として昔から使われている紙のこと。また薬などを包む紙にも使われるので薬の紙と呼ばれることも。
ダイヤモンドの限らず宝石のルース仕入れではパーセルを開くときが宝石との出会いの瞬間。タトウ紙を開けると輝度の高い宝石は一目瞭然で美しい輝きを放ちます。逆に輝度の低い宝石はタトウ紙に書かれているグレードのイメージを下回る輝きしか放ちません。
宝石の美しさは原石と研磨者で決まるのですが、美しさを最も発揮する出会いの瞬間はタトウ紙を開いたときなのです。
巨大なパーセルになると一つに10ct以上のダイヤモンドが入っていることも!写真のダイヤモンドは0.005ctの極小メレーダイヤモンド100ctから小分けにした50ct分のダイヤモンド。10,000ピース、ダイヤモンドはパーセル毎にカラット管理なので一粒でも紛失することは無い。DTCサイトホルダーの事務所では取り扱うダイヤモンドの量でその力量が有る程度判断できる。パーセルは基本的にガイ計算で取引される。