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リバー(River)

リバー鉱床産出の高品質原石

リバー(River)はダイヤモンドの原石に使う業界用語。リバー鉱床(票差鉱床)川などの底にダイヤモンドの原石が泥と一緒に堆積している鉱床から産出するダイヤモンド。ダイヤモンドラッシュで沸いたアフリカ産のリバー鉱床からは蛍光性がなくクリアな高品質が多く出現したため、高品質のダイヤモンド原石でハイクオリティーが期待できる原石をリバーと呼びました。

ダイヤモンドは等軸状結晶で8面が最も硬い

ダイヤモンドは超硬素材の為に加工地が限定されていました。しかし産出する鉱山はアフリカに限定されていたのです。アフリカではダイヤモンドの加工は事実上できませんでしたので、ダイヤモンドの売買はもっぱら原石の状態で行われていました。原石は加工しないと最終的な仕上がりが解らない為に研磨済みのダイヤモンドに比べて価格が曖昧でした。交渉次第では高品質な原石が安価に手に入る一方、原石の欠陥が見抜けない場合には低品質の原石を高額で買うことになる場合もあったようです。そうした鉱床の際にダイヤモンド原石がとこで産出したものか?はバイヤーやブローカーにとってとっても重要な事でした。今ではレーザー技術が進んだことで加工前の段階でダイヤモンド原石がどの程度の価値が有るのか?はかなりの制度で看破されています。
また当時アフリカのダイヤモンドをシンジゲート制にして価格統制を計ったカルテル【デビアス】では大雑把にダイヤモンド原石のグレードを定めていました。リバーは高品質原石の名前として使われていたのです。

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