ポリッシュライン(Polish Line)
ポリッシュライン(Polish Line)はダイヤモンド研磨の業界用語、グレインなどを跨いでファセット研磨する場合に残ることがある、ダイヤモンドの研磨工程で付い一つの方向に対して平行な線。ドープをスカイフに対して固定して居るため平行にラインが付く、白く見える場合と、透明な場合がある。作業に熟練していることもあるが高品質原石だけを取扱うフィリッペンス・ベルト氏率いる研磨のTOPチームではほとんど見る事が出来ない。
インクリュージョンが表面に達する部分にグレインが在りその場所を研磨する場合にインクリュージョンが開口部グレインとつながって表面まで達する傷の様に見える。そうしたポリッシュラインは、「drag line(ドラッグライン)」と呼ばれる。
明確にファセット化していなくても同一のファセット内に明確なポリッシュラインで区切られたエクストラファセットのように見える稜線を持つ面、あるいわ線が在る場合を「polish mark(ポリッシュマーク)」と呼ぶ。
ダイヤモンドの国際的な評価基準4Cを定めるGIAをはじめデビアス鑑定等でダイヤモンドを鑑定する際はクラリティ透明度の等級でポリッシュマークは減点対象として見なされる。