焼き鈍し
焼き鈍し(やきなまし)
金属は何らかの圧力をかけることで硬化しますが、その硬化した金属を適切な温度で加熱し、その冷却して再軟化させる技術。加熱と冷却で金属の結晶組織を整列させ残留する内部応力を除去すること。これにより加工後の金属の状態を加工前の柔軟な状態に戻す処理のこと。
近年焼き鈍し法を用いた金属の硬化加工も報告されている。これは一定の温度・湿度で加熱することで貴金属内部の繊維を整列させ逆に硬く処理するという方法。ビッカースは180以上になる場合もあるといわれる。
アントワープブリリアントで採用している貴金属硬化加工の超硬プラチナ950は焼き鈍し法は採用していない。