スタビィ状結晶インクリュージョン
スタビィ状結晶インクリュージョン Stubby すたびぃ
ずんぐりした、や太く短い等の意味のスタビィ、ミャンマー産ルビーの検品ではルビー内部に内包されたアパタイト結晶がずんぐりした状態で見つかると概ね非加熱のナチュラルと考えられる内包物です。しかもミャンマー産確定。ミャンマーのルビーは大理石の中で結晶するためスリランカ産に見られるような液幕や水分はほとんどなく内部に内包する不純物は結晶が主です。
スタッビィ状結晶インクリュージョンは多くの場合アパタイトという鉱物。アパタイトは美しい個体は非常に希少ですがルビー内部で発見される場合はたいてい美しく結晶しています。残念ながら本体のルビーの中にありますので取り出して使うことは在りません!アパタイトはルビーと同じ六方晶でルビーが結晶する際に何らかの原因で取り込まれたと考えられます。
ルビーの加熱非加熱はラマン分光分析およびレーザー・トモグラフィ・FTIR等の高度な光学検査が可能な鑑定鑑別機関で行います。日本国内ではCGL中央宝石研究所などの鑑定書を添付いたします。