彩度・鮮やかさ
彩度・鮮やかさ さいど、あざやかさ
色の三属性の1つで、宝石の価値判断においても重要な要素です。匂いや音、肌触りの感覚と同じように、色は私たちが目で見て得られる感覚の1つです。鑑賞して美しさを楽しむ宝石類にとって色は大変重要な要素です。その色の感覚は、光が目に入ることによって得られます。つまり、色を感じる原因は光なのです。そしてその光(色)には強さの強弱が有ります。
光には色相、明るさとは別に”鮮やかさ”や”強さ”という性質の差があります。赤系統の色でも、”朱肉”の赤は鮮やかな赤ですが、”れんがや土器”の様な赤茶はくすんだ赤となります。”洗朱(あらいしゅ)”はくすんだ赤色ですが”あやめ色”は鮮やかな赤といえます。そうした光の”鮮やかさ”や”くすみ”の程度を表したのが彩度です。こうした色の持つ印象で、同じカラーグレードのダイヤモンドであっても、見た目のイメージは大きく異なります。つまり鮮やかな色は、明るく暖かで目立つ色になりますし、くすんだ色には、エレガントで上品な色がに見えます。こうした印象の違いを”派手地味感”といいます。
ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーでは専属研磨師”フィリッペンス・ベルト氏”の手で鮮やかな輝きを放つダイヤモンドを研磨しています。同じグレードであっても鮮やかに輝くダイヤモンドがおススメです。
ダイヤモンドのような宝石類では光の派手地味感の違いでダイヤモンドが華やかに見えたり、同じサイズのダイヤモンドであってもおとなしい感じに見えたりします。GIAの定めるダイヤのン度の4Cでは派手地味感と言う評価項目はありません、これはあくまでも官能的な要素でダイヤモンドそれぞれが個別に持つ才能の様なものなのです。