イエローナイフ(Yellowknife)
ダイヤモンドが眠る人を寄せ付けない厳しい環境
イエローナイフ(Yellowknife)はカナダのノースウエスト準州の州都である。ダイヤモンド業界で注目を集めるカナダのダイヤモンド鉱山群の位置する地域である。デビアスなどの出資するエカティ、リオティントのダイアヴィック等複数の鉱区が存在する。1930年代からダイヤモンドを含むパイプの存在が噂されていて多くの調査隊が調査したが、氷河におおわれ容易に人を寄せ付けない厳しい環境で調査は一向に進まなかった、キンバーライトパイプの600本に1本しかダイヤモンドを含むパイプが存在しない為、調査の多くは失敗に終わった。しかし1990年代になってGPS等の技術が向上したことで上空からある程度性格に位置情報が把握できるようになると次第に調査できるようになり最終的にダイヤモンドパイプを発見するに至った。
発見した探鉱家はヒューゴ・ダメット氏とチャールズ・フィプケ氏の研究チームだった。1990年、カンブリア紀の岩盤を突き破ったキンバーライト層を上空から発見した。
イエローナイフの町は北極圏からはおよそ400km南に位置し、グレートスレーブ湖畔の北にある。ノースウエスト準州は有人の地域が僅かで、川や湖、果てしない永久凍土が広がる広大な大地である。 人口はおよそ19,000人。民族構成はイヌイットをはじめ、多数のネイティブカナディアンなどが定住しており、公用語は8つで構成される。ノーススレーブ地域の行政区役所が置かれている。