カラーダイヤモンド(Collar Diamond)
ダイヤモンドは豊富なカラーバリエーションを持つ
カラーダイヤモンド(Collar Diamond)実はダイヤモンドにはすべてのカラーバリエーションがあり、とても豊富な輝きの表情を持つ宝石なのです。ダイヤモンドの色グレードはGIA基準によってD~Zまでの23段階の他にZ以上に色のあるダイヤモンドをファンシーカラーと呼び特別扱いします。Zカラー以上の色在りダイヤモンドはファンシーカラーと呼ばれます。
一般的にアフリカ産のDカラーダイヤモンドの出現確率は2万分の1、Zカラー以上のカラーダイヤモンドの出現確率はそれを上回り非常に高い希少性となります。
ダイヤモンドは殆ど純粋な炭素の結晶なのですが、窒素や水素、ホウ素などの元素が結晶格子に入っていたり、中には炭素原子の抜けのある場所のある結晶を持ってたり、若しくは外からの圧力で結晶に歪みの有る場合があります。
ダイヤモンドの発色原因は主に2つ、一つはこうした欠陥部分を光(白色光)が通った場合に、特定の波長の光だけがダイヤモンドの中で反射して通り抜ける事が原因です。特定の波長の光を失った光は色が付いて見えます。例えば青色だけ吸収された場合は赤い光線と緑の光線だけが残るのでダイヤモンドは黄色く見えます。
そしても一つは発色原因となる印紙荷が含有する事で着色する場合です。アフリカ産ダイヤモンドの窒素含有率は他産地に比べて高く窒素の含有が原因でNスポット形成して黄色を発色します。
ダイヤモンドの90%以上が黄色系と言われており残像色及び着色が黄色のダイヤモンドがほとんどです。そうしたダイヤモンドは詳しく分類するとタイプ1Aという分類になります。このタイプのダイヤモンドは紫外線に対しての反応色が青色なのですが、まれに黄色の反応を示す黄色いダイヤモンドが存在します。(タイプ1A以外)そうしたイエローダイヤモンドは希少で青色蛍光のダイヤモンドよりも高価に取引されます。
希少なタイプ1Bのイエローダイヤモンド
全てのダイヤモンドの98%はタイプ1Aに属しています。そのためその他のタイプのダイヤモンドはそれだけで希少な宝石です。中でもイエローダイヤモンドの場合、タイプ1Bに分類されるイエローは紫外線に対する蛍光色が青色以外の黄色などに成ります。
カラーダイヤモンドの中で最も希少な色は赤です。