ガードル GIRDLE
ダイヤモンド加工で最初に決める重要部分
ガードル GIRDLE/ダイヤモンドをダイヤモンドをフェイスアップで見た場合の一番外側にあたる部分パビリオンとクラウンの中間に位置するファセット。現在のダイヤモンドカットでは一番最初に形を決定する重要部分。ダイヤモンドの研磨技術が未熟だったころはガードルを磨く作業は高い技術が必要とされそれだけで特別な輝きを発揮すると考えられていました。しかし近年では原石の問題がない限りガードルは磨き上げて仕上げる事が通常で、ガードルから発揮される光の輪を楽しむ事が出来ます。
ガードルをカットして削り出す作業をガードリングと呼ぶ。
ガードル部が決まるとそこをベースサイズに各ファセットのサイズや形が決まる。エクセレントカット理論でもガードル部分の右端と左端を測定してベースサイズ100%と設定している。フィリッペンス・ベルト氏の研磨するダイヤモンドはガードル厚約2~4%
ガードルのカットグレードは耐久性も重視して判断する
ガードルは薄すぎれば割れや賭けに繋がりやすくなる部分です。0.7%以下の薄すぎるガードルのダイヤモンドには注意が必要です。平均値で2.3%~4.5%または最小0.7%~最大4.8%までのガードル厚で調整されたダイヤモンドは強いブリリアンスを発揮しやすく良いカットグレードになりやすい。ダイヤモンドの国際的な評価基準を決めているGIAではガードルシックネスバリエーションで詳細なカットグレードを定めておりガードル厚には最適な厚さが設定されています。