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ブルーティング(ガードリング)

ダイヤモンドの加工で最初に行う重要な作業

ブルーティング(ガードリング)

ダイヤモンドのガードルを決める現在のブルーティングマシーン

17世紀末にベルギー等のダイヤモンド研磨の現場で発案されたダイヤモンドに曲線をつける技術で、後にアメリカダイヤモンド研磨の父と言われたヘンリーDモースの開発した蒸気機関式のブルーティングマシーンの登場によって技術的にも完成された。
ブルーティングマシーンを使う事によってそれまで困難だったダイヤモンドに曲線の輪郭を持たせる事が出来るようになった。
現行のダイヤモンド研磨においては最も最初に行う作業でもある。デビアスグループのサイトホルダーはダイヤモンド原石のプランニングデパートでガードル形を最初に計算します。ブルーティングは現在、ダイヤモンドのガードルを仕上げる際にブルーティングマシーンを使って仕上げるのが一般的。ブルーティングでガードルを仕上げる事をガードリングと呼ぶ。

ダイヤモンドのガードルを決めるブルーティングで美し輪郭を実現

ブルーティングマシーンの技術が導入されたことにより、ダイヤモンドに曲線を付けたり、直線をより正確に表現できるようになったのです。特に、マーキースカット、オーバルカット、ランドブリリアントカットとダイヤモンドのシェイプは丸みを帯びるように設計できるようになり、それ迄出来なかった様々なシェイプのダイヤモンドが登場します。

ブルーティング⇒クロスカット⇒エイトサイドポリッシュ⇒ブリリアンティング
ブルーティングマシーン登場以前は原始的なアプローチでダイヤモンドの輪郭を擦って少しずつ整えていました。大きくクリーピングする方法もありましたが思わぬ方向にダイヤモンドが砕けるリスクも有ったためにあまり採用されませんでした。このため1850年以前のダイヤモンドは多くの場合原石の輪郭を少し仕上げただけのフォルムで左右対称や丸や四角のフォルムを正確に整えたダイヤモンドは在りません。
現在最新式のブルーティングマシーンでは作業工程を拡大カメラで撮影しつつ慎重に進める事が出来るのでブルーティング時にダイヤモンドを破損してしまうなどのトラブルは起こりにくくなっています。

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