ゴルコンダ鉱山(Golconda mines)
ゴルコンダはインドの歴史的にも最重要なダイヤモンド鉱山で数多くの歴史に登場する有名なダイヤモンドを産出している。もっとも有名なのはスミソニア博物館に展示されている”ブルーホープ(Hope Diamond)”45.5カラット、透明度グレードVS1の青いダイヤモンド。このブルー色はダイヤモンドの中にわずかに内包されるホウ素によって青く発色しています。
鉱山を管理していたゴルコンダスルタン国ではダイヤモンドの鉱山を兵士に守らせていて、産出するダイヤモンドの内10カラット以上の物だけを特別に管理していた。ゴルコンダスルタン国王はダイヤモンドの販売に10%の税を徴収していてダイヤモンド鉱山の運営費用に充てた。
そのダイヤモンド鉱山に埋蔵されているダイヤモンドを買う事が出来ない場合、ダイヤモンド原石を強奪したり盗んだり、ある時は自然災害に見せかけて取り上げようと試みる輩が後を絶ちませんでした。ダイヤモンドを狙うトレジャーハンターたちの間では強奪に失敗した際に本国で報告するときに「眼力の強い蛇がダイヤモンドの谷を守っていて、睨まれると石になる」などの言い訳を伝説として語った為に、本当にインドの山奥にはそうした蛇が居ると言信じられていた。
アラジンと魔法のランプ等の逸話はゴルコンダスルタン国のダイヤモンドにまつわる話だという説があるほど有名な伝説的ダイヤモンド鉱山。
一説にはゴルゴンダ鉱山では通常出現確立が1%に満たないホウ素含有のタイプ2Bダイヤモンドだけが産出したのではないかと言われている。