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ウィンドウ(ダイヤモンド原石)

小さな窓からダイヤモンドの内部を観察して研磨プランを立てる

ブリッジ銀座のダイヤモンドはすべてマスタ―カッターのベルト氏の手による研磨で特別な婚約指輪用に使う

ウィンドウは原石の一部に内部をのぞき込むための窓の様な研磨部分を作りその場所から内部を覗き込む、そしてダイヤモンド内部を丹念に観察して内包物の位置や結晶の在り様を調べて最適な研磨方法を予測する為の穴のような研磨面。
現在はオギシステムやサリーン(日本ではサリネ)などのスキャンシステムで内包物の位置や結晶の結合など詳しいデータをカットや研磨の前に得る事が出来る為使われなくなった技術

ダイヤモンドカッターが活躍した1900年代はアフリカ産の大粒ダイヤモンドが多く市場に出回り、レーザーソーイングやスキャンの技術が無かった為、ウインドウと呼ばれる研磨面を数か所に作ってダイヤモンド内部を観察する必要がありました。また当時はダイヤモンドカットは限られた熟練職人のみの特別な作業だった為カッターは大きな報酬を手にしたともいわれます。

現在の技術でカリナンなどの大粒ダイヤモンド原石を仕上げたらいったいどれほどの大きさのダイヤモンドが研磨済みの宝石として仕上がる事が出来たのか?興味は尽きません。

現在ダイヤモンドカッターという職業は在りません、これは技術の進歩によってカットと言う作業そのものが人の手で行う必要がなくなった事と、レーザーソーイングの正確性がグリーピングしてダイヤモンドを叩き割っる事よりも全体に対してのダメージも少なく確実性もある為です。ダイヤモンドカッターは職業としても事実上消滅してしまったのです。

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