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ウェッセルトン

ダイヤモンド創世記に使われていた高品質の証

ダイヤモンドは伝説の宝石

ウェッセルトンは古いダイヤモンドのカラーグレードに使われた言葉で現在のHカラー程度を指します。一部ヨーロッパの老舗ブランドでダイヤモンドのグレードを表現するために現在も使われている。GIAやHRD等の国際的なダイヤモンドの評価を行う機関では使用されないスラング的な言葉(厳密にはグレーディングしていない小粒のメレダイヤモンドの品質表現として使われているケースが多い)どうして、ハイカラーのダイヤモンドをウェッセルトンと呼ぶのかと言うと1880年当時ダイヤモンドはリバーと呼ばれる漂砂鉱床から採掘される原石の品質が高く、高品質の意味でリバーと呼ばれた。
また次に高品質の原石を採掘される鉱山の名前からトップウェッセルトン、次いでウェッセルトン、トップクリスタル、そして黄色味を帯びた原石をその地域と言う意味でケープと呼んだことから来ています。(現行のGIA基準で行くとリバーはDE,トップウェッセルトンはFG,ウェッセルトンはHと言った具合)
そしてこの考え方は約100年たった今でもダイヤモンド業界でも使われています。トップウェッセルトンやウェッセルトンは主にカラーグレードの高いハイカラーの南アフリカ産を指す言葉として使われているのです。

ウェッセルトンは正確には南アフリカのダイヤモンドの鉱山の名前なのです。初代鉱山の所有者ペトリス・ウェッセルから名前が付けられました。
南アフリカの大規模ダイヤモンド鉱脈地帯の鉱山でデュットイッパン、ブルトフォンテーン、デビアス、キンバリー、についで5番目の鉱山として発見されたウェッセルトン鉱山は当初、プレミアと呼ばれていましたが、後に別の鉱山がプレミアと呼ばれるようになると今の名前に落ち着いたのです。

 

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