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エルンスト・カール・アッベ

光学理論を用いた天才の盟友

エルンスト・カール・アッベ(1840~1905)はイエナ大学の数学・物理学の教授で、1866年カール・ツァイスに入社。彼はそれまで一般的だった【とにかく色々を試してみると言うような】試行錯誤的な製造方法から脱却し、数学と物理学に裏付けされた科学的な製造方法の導入に成功した数学者。
1870年にアメリカ・ボストンのダイヤモンド切断業”ヘンリーDモース”はカールツァイスとエルンスト・カール・アッベの理論をもとにダイヤモンドの内部を光がどのように動くのか?を計算、数学理論を用いてラウンド形状に仕上げたダイヤモンドのテーブルカットにおいての最高グレードを試算した。このアッベとツァイスの数学理論はレッドリングルーペと呼ばれた。

アッベの功績はまだまだ大きく、現在の働き方の基礎を作ったともされる。彼の行った社会改革は共同経営者だったツァイスが他界後に残した莫大な資産であったツァイスの会社組織を財団、1900年には全従業員に対して8時間労働を義務付け、さらには最低賃金保証制度、医療保険制度、そして企業年金制度を確立するなどして産業革命の余暇毛を作った人物としても知られる。アッベの施策は経済社会改革に繋がり、その後多く組織経営の在り方に影響を及ぼすのです。

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