キャラ落ち(Carat minus)
オフサイズのダイヤモンドが持つ可能性とは
キャラ落ち(カラットマイナス)はダイヤモンド等の宝石類の重さが1カラットに僅かに届かない石目方の宝石を呼ぶ際の業界用語。ダイヤモンドに限らず宝石の重さはそのまま価値の高さに直結するために1カラットよりも重い宝石と1カラットに僅かに届かない宝石では価格に大きな差異がある。
ダイヤモンドの加工ではレーザーソーイング技術の発達で原石を思ったサイズの研磨済みダイヤモンドに仕上げる技術が上がり指定カラットを割って仕上がることは殆どない、その為、例えば0.997カラットや0.489カラット、0.295カラット等の大台落ちのカラットで仕上がっているダイヤモンドは市場にそもそも存在しない。仮にそのようなオフサイズのダイヤモンドが有った場合にはリカットされたダイヤモンドである可能性が高い。※1990年以前に仕上げられたダイヤモンドはエクセレントカットにすることは出来ませんでした。当時販売されたダイヤモンドを再研磨してエクセレント迄仕上げるとキャラ落ちは勿論、0.493や0.287等の中途半端なカラットサイズのダイヤモンドに仕上がる。これは歩留まりよりも販売価格で仕上がりを判断する事からくる判断で、原石を最初に研磨するときに選択する可能性の無い石目方での仕上がりだと簡単に推測できるためである。(サイトホルダー談)