バレングラウンズ(Barren Grounds)
バレングラウンズ(Barren Grounds)はカナダ北部に広がる地層の事。約1万年前地表からの地熱で溶け始めた氷河の下から現れた地層で、花崗岩の大地。トロントの160キロ程度北から始まりハドソン湾岸からグレートスレーブ湖,グレートベア湖にかけて広がる極地プレーリー地帯の呼び名。バレンランズ(Barren Lands)ともいう。先カンブリア時代のカナダ楯状地(約45億年前 – 5.4億年前)に形成された非常に古い岩盤。標高 300m以下の,氷食を受けて平滑化され,草やコケでおおわれた樹木の乏しい平原で。地表面から 20~30cm以下は永久凍土となっている。夏に地表面近くが融氷すると,湿地ができる。しかし北に行くにしたがって(北極海に向かって)完全な不毛地帯となる。
北米カナダのダイヤモンド鉱山はこうした地層を約30年にわたってガリンペイロや地球学者、地層学者が探索して発見した。