ダイヤモンドを求めて未開の地へ

ガリンペイロ（Garimpeiro）はブラジルなどの超広大な二次鉱床で未開拓の地をひたすらに一攫千金を夢見て冒険を続ける人を指す業界用語。現在も多数のガリンペイロが世界には存在し、宝探しを続けています。
ガリンペイロは一般的には金鉱脈を探している冒険者を指すことが多いがダイヤモンド業界ではダイヤモンドを探し求めている冒険者を指して使います。1950年頃迄世界には”未開の地”がたくさん点在し、またどの国の支配地域でもない空白地帯も多く存在していました。そうした空白地帯で未開の地を冒険して金鉱山やダイヤモンド等の価値あるお宝を狙うトレジャーハンターや冒険家が職業として存在していた時代でもあるのです。

1725年にブラジルでダイヤモンドが見つかると世界中のトレジャーハンターがブラジルを目指しました。当時のブラジルには金鉱山やダイヤモンドの鉱山など宝探しする人にとっては黄金境（エルドラード）とされていました。しかしブラジルは広大でしかもダイヤモンドは二次鉱床ですので、まとまって見つかる事は無く偶然一つを発見できるまでトレジャーハンターたちは広大な未開の地をさまよう必要が有ったのです。ガリンペイロとはそうしたブラジルなど南米の未開の地をさまようトレジャーハンターの総称です。