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アントニオ・ビアンコ(Antonio “Nino” Bianco)

伝説的なダイヤモンドデザイナー

アントニオ・ビアンコ(Antonio “Nino” Bianco 1951年ー2009年)伝説的なダイヤモンドデザイナー・マスターカッター。アントビアンコの仕上げた100カラット以上のダイヤモンドの数は1980年以降ではかなりのパーセントに上ります。特にイギリスのグラフ社のダイヤモンド研磨を専属で行っていたために彼の仕上げたダイヤモンドで彼の名前が挙げられることは余りありません。グラフのダイヤモンドとして取り上げられるかなりのダイヤモンドをビアンコは担当していたのです。100カラットに仕上げられた”ドリームダイヤモンド”や”ゴールデンスター”等、究極的な技術を持つ研磨者であるにかかわらず有名になる事を良しとせず晩年まで匿名のままだったのです。ダイヤモンドはあくまでも研磨仕上げする原石所有者の物であるのです。

ダイヤモンドは原石のサイズによって作業者の格が有りダイヤモンドの巨石は貴族の領域

取り扱うダイヤモンドには現代でもカーストが有る

ダイヤモンドの原石には取り扱うサイズによってその”作業者の格”のようなモノが有ります。大粒のダイヤモンド原石はそれだけ販売価格と取得価格が高額になりますので仕上げ作業での失敗は許されません。また研磨済み2カラット以上のダイヤモンドは、その輝き方のコントロールが重要です。単純に輝かせればよいと言う訳では在りません。
実際に光の利率が最も高いとされるラウンドブリリアントカットは2カラット以上ではほとんど見かけません、これはラウンドブリリアントカットが大粒に向かいないカットである事を指しています。58面の定義された面数が2カラット以上では少なすぎる事と、高い光の利率は逆に上品さを失わせ美しさに欠けると判断されるからなのです。その為2カラット以上のダイヤモンドでは変形カットが多く採用され5カラット以上ではラウンドブリリアントカットはほぼ皆無となり、10カラット以上では先ず採用されません。

1カラット以下のポインターサイズにおいて世界最高の技術を持つ研磨職人

アントワープブリリアントで専属のダイヤモンドカッターを務めるフィリッペンスベルト氏は2カラット以下の専門職人です。輝きのコントロールとは無縁のサイズをどうしたら輝きをより引き出せるのか?だけに集中して研磨仕上げしているのです。そこにはダイヤモンドのデザインと言う概念は存在しません。
対してアントニオ・ビアンコ氏の得意とした10カラット以上のサイズのダイヤモンドでは仕上げるダイヤモンドは毎回原石の形と性質に照らして最良の形は何であるかを考えるところから加工がスタートします。世界に一つしかない宝物を仕上げる作業の為ダイヤモンドデザインと言う概念は非常に重要なのです。
ダイヤモンドは取り扱う原石のサイズで全く異なるアプローチで仕上げに当たる宝石なのです。
ビアンコは2009年6月15日に癌で亡くなりました。

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