BRIDGE ANTWERP > 用語集 > ま行 > マスタ―カッター(ポリシャー)

マスタ―カッター(ポリシャー)

マスタ―カッター(ポリシャー) Master Cutter (Porisher)

ダイヤモンドカットや研磨の分野でたった一人でダイヤモンドを仕上げる事が出来る研磨職人の総称。産業革命以前の世界ではダイヤモンドに限らずさまざまな分野の製造工場の動力は脆弱でした。(電力が無かったため蒸気機関や風力や水力、場合によっては人力など)ダイヤモンドは産出量も微量だったため研磨やカットは一部の特殊な職人の仕事でした。中にはダイヤモンド加工が本職ではなかった職人も多くいたようです。

1900年代以前はダイヤモンド研磨は必ず一人のマスタ―カッターが行ていましたが、産業革命以降はダイヤモンド鉱脈が解明され産出量が伸び世界中で宝石需要が大きく成ると、伴って生産量が上がり一人の職人で作業できる範囲を大きく超えてくるようになりました。

作業に使用する動力が電機となり安定的に大きな力が供給されるようになるとダイヤモンド生産の作業は分業化され、生産コスト面で高コストとなる「一人の職人が全てを行うスタイル」は下火となってしまいます。しかし現在も+10.8等の特別なサイズのダイヤモンドに限ってはマスタ―カッターが一人で手掛けるケースも多く続いています。
1900年代以降、ダイヤモンド研磨は大量生産大量販売の波に乗って効率の良い研磨面毎の分業制が敷かれて行きます。これ以降大規模な研磨工場が出現し多くのダイヤモンド研磨工を生み出しました。しかし伴ってマスタ―カッターは減少していきます。現代ではダイヤモンドのファセット面を全て一人で研磨できる職人はとても稀な存在となったのです。

スカイフは15世紀にベルギーで開発されたダイヤモンド研磨専用の道具

ベルギーでは15世紀の昔には伝説の研磨師ルドヴィック・バン・ベルケム等がいました。現代の名工としてはアントワープブリリアントのフィリッペンス・ベルト氏、世界最大のダイヤモンド”ゴールデンジュビリー”や”ミレニアムスター”のガビ・トルコフスキー氏、AWDC所属のピーター・ボンベケ氏(Pieter Bombeke)等アントワープには特別に重要なダイヤモンド原石の研磨を任せる事の出来る職人マスタ―カッターが僅かだが残っているのです。

オススメ関連記事

BRIDGE ANTWERP BRILLIANT GALLERY

〒104-0061
東京都中央区銀座2丁目6-15
第1吉田ビル1F (アクセス)

営業時間 11:00~19:30 通常木曜定休(営業カレンダー
ご来店予約 銀座でプロポーズリングをご検討の方へ