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レツェン鉱山(The Letšeng Diamond Mine)

世界最高の巨石ダイヤモンド鉱山

四方を南アフリカに囲まれた内陸国のレソト王国国内にあるレツェンダイヤモンド鉱山は、2006年から地下資源採掘企業のジェムダイヤモンド社とレソト政府によって運営されており、多くの巨石(10カラット以上のダイヤモンド)を産出する事で有名です。また鉱山は標高3,100メートル(10,000フィート)の高地にあり、標高共に世界最高のダイヤモンド鉱山と呼ばれています。

クリッパーダイヤモンドはレソトの鉱山を中心に研究

レツェンダイヤモンド鉱山はキンバーライト鉱床で、ダイヤモンドの含有率は非常に低くキンバーライト鉱石100トン当たり2カラット未満と他の鉱山に比べてダイヤモンドの産出が鉱石当たりでは低い事が特徴です。しかし、一方で巨大なダイヤモンド10カラット2.0 gを超える巨石の割合が高く、歴史的なサイズの巨大なダイヤモンドを生産することで知られています。
その為、一般的なサイズでは無く巨石ダイヤモンド原石はカラットあたり世界最高の品質です。 2007年上半期の世界平均は1カラットあたり約81米ドルであるのに対し、レツェンは1カラットあたり平均1,894米ドルを超えています。これはいかにこの鉱山で産出するダイヤモンドの平均サイズが大きいかを示しています。
しかもレソトの巨石ダイヤモンドはタイプⅡの割合が高く、その殆どが超深度起源クリッパーダイヤモンドである事も報告されています。GIAの研究チームもこの地でタイプⅡCLIPPERダイヤモンドの研究を行っています。

アフリカでは珍しく、標高が高いため、鉱山の気温は-20°Cまで下がる非常に過酷な環境下

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