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アーガイル鉱山(Argyle Diamond Mines )

オーストラリアは良質なカラーダイヤモンドの産地

アーガイル鉱山Argyle Diamond Mines/2020年に閉山したピンクダイヤモンド等カラーダイヤモンドの主要産地として有名なオーストラリアのダイヤモンド鉱山。1983年に操業したアーガイルはその生涯で8億2500万カラット以上の原石を生産しました。2004年頃にはダイヤモンドの年間生産量で世界一になるなど注目を集める産地となりました。
創業当初カラーダイヤモンドの研磨ノウハウを既存の各サイトホルダーが持っていなかったことから独自にカラーダイヤモンドの開発をはじめ、独自の販売ルートを確立した。その為、アーガイル産出のダイヤモンドは産地を販売者が答える事が出来るトレサビリティが確立されていた。

これは業界では非常に画期的な事でアーガイルのダイヤモンド登場以降ダイヤモンドの産地と言う概念が業界に定着していったと言っても過言ではない。ピンクダイヤモンドの入札会は2021年が最終となり行こうプレミアは必至である。
2020年にリオティントがアーガイルからの最終生産を完了すると、2025年までの約5年間続く廃止措置、解体、およびリハビリテーションプロセスに着手し自然環境を採掘前の状態まで復帰します。

希少宝石ピンクダイヤモンドはオーストラリア産テンダーストーンも取り扱うブリッジは専門店

地下資源採掘企業リオティントの経営するオーストラリア北西部の鉱山。主に鉄鉱石やウランなどの地下資源を採掘するこの鉱山からは低品質ながらダイヤモンドも産出する。リオティントは当初、工業用のダイヤモンドだけを取扱っていたが、低品質のダイヤモンドの中に稀に希少なファンシーカラーのダイヤモンドが含まれることがわかってくると独自の販売体系を構築してダイヤモンドビジネスに乗り出した。

ピンクダイヤモンドの出現でカラーダイヤモンドの主要産地として注目を集めた

そのためデビアスグループやアルロサグループとも異なる第三の販売系を確立した。当初デビアスのサイトホルダーが中心となってアーガイルの原石引き受けを行ったが、ニアジェム品質中心で成長線の歪みが大きいオーストラリア産のダイヤモンド原石はカットと研磨のノウハウがほかの産地と大きく異なるため苦戦するサイトホルダーが続出した。DTCサイトホルダー同様リオティントの研磨権を持つ会社も厳しい審査基準を設けて選定され高いステータスを持っている。

アーガイル鉱山は最盛期には年間4400万カラットを産出した世界的な主要ダイヤモンドの産地のひとつ。大変希少なカラーダイヤモンドを多く産出する。なかでも全宝石中最高の希少性を誇る「赤いダイヤモンド」RedDiamondは他の産地からは殆ど産出しないため、アーガイルのスペシャリティーである。の産地。赤が薄くなる途中の色合いであるピンクがとても人気が高い。

オープンピットで露天掘りしており2008年に閉山する予定だったが、中国の鉄鉱石需要にこたえる形で地下掘りに移行、開始して2028年まで採掘を延長すると発表した。その後2013年に閉山期日を最低でも2020という表現に変更している。

写真のピンクダイヤモンドは2013年のアーガイル鉱山TOP100として選定されたピンクダイヤモンド。ラディアントカットに仕上げられ逸品
⇒オーストラリア・アーガイル鉱山産ピンクダイヤモンド

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