オールドシングルカット
オールドシングルカット(Old single Cut )はダイヤモンドのカットの歴史で“ブリリアントカット”に連なる系譜のカット。ダイヤモンドのクラウン部分に8つのべセルファセットとテーブル、パビリオン部分に8つのテーブル面とキューレットで形成されたカット計上です。17世紀当時ダイヤモンドの研磨やカットは器具の進化と共に複雑さを増し、次第に中心から放射線状に多数の研磨面が対称的に刻めるようになってきて、いよいよ現在のダイヤモンドの形に近づいてゆきます。
テーブルカットの稜線を研磨して、クラウン部分にテーブルとベゼル・ファセットを8面、パビリオンにキューレットとパビリオン・ファセットを8面つけたオールドシングルカットが登場しました。ダイヤモンドのカットグレードを定めるGIAではエクセレントカット発表以降それ以外の形状のラウンドブリリアントカットについて全てモディファイテッドラウンドブリリアントと定義しています。またカットグレードは時代背景を考慮して付ける事としていて、オールドシングルカットはカットグレードGOOD相当と判定されます。