キュービック
ダイヤモンドは産地産状で形状に特徴がある
キュービック(CUBIC)等軸状6面結晶のダイヤモンド原石をキュービックと呼ぶ。等軸状の6面結晶は特にボツワナ産に多く見られる原石の形状。ダイヤモンドの原石ディーラーは原石パーセルの内容を見て産地を明確に言い当てる事が出来るこれは「ランオブマイン」と呼ばれる。アフリカやボツワナ、ジンバブエでは鉱山はもとより産出国によってダイヤモンドの品質が異なる事は周知の事実でダイヤモンドの取引をする際に産地を見抜く事はとても重要なスキルなのです。原石ディーラーはダイヤモンド原石の集合を見て産地だけでなく品質の良し悪しも言い当てる事が出来ます。この事は周辺の小規模鉱山主が原石を持ち込むDTC(ダイヤモンドトレーディングカンパニー)でも確認されています。
ダイヤモンドは1880年代に一次鉱床が発見されるまでその形状、結晶形がいくつもある事は謎でした。6面体と8面体では劈開に違いが有る為に劈開方向が判らないダイヤモンドを割る事は至難で、「思わぬ方向に砕ける」という様々な文献でのダイヤモンドの取り扱いが難しい事を示す文書はそのことを示している。