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クッションカット

クッションカット(CushionCut)

ファンシーシェイプダイヤモンドはブリッジ銀座アフリカ産のハイカラークッションEVVS1

クッションカットは宝石のカット形状の一つで隅を丸く研磨した四角い宝石。ピローカット(枕型)とも呼ばれます。多くのファンシーカラーダイヤモンドでこの形状は採用されています。歩留まりを損なわないクラシックカットだからだと思われます。縦横の比率は1:1もしくは長方形の1:1.2付近が美しいと言われています。GIA基準では4C評価とならず3C評価となります。カットグレードは記載されませんが対称性と表面研磨はグレーディングされます。

クッションカットがクラシックカットと呼ばれる訳は

ダイヤモンドは一次鉱床が発見された1880年までは川底などの堆積鉱床から発見された原石を用いていました。その当時のダイヤモンド原石は自然で削られて角が丸くなったモノばかりでした。超硬素材でもあるダイヤモンドは輪郭を整えるのは至難の業、1850年頃アメリカのダイヤモンドカッター「ヘンリーDモース」によって開発された蒸気機関式のブルーティングマシーンを駆使しても容易な事ではありませんでした。また輪郭を左右対称に仕上げる事よりもカラット(重さ)を失わず仕上げる事が何よりも重視された時代でもあったためにダイヤモンドは発見されたそのままの形から少しだけ表面を磨いた仕上げが好ましいと考えられていました。その為1850年以前のダイヤモンドは殆どがクッションカットなのです。現代ではクラシックのイメージでダイヤモンドを楽しみたいファン層向けのカット形状として人気を博しています。

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