グレイン（Grain）とはダイヤモンドの成長線、ダイヤモンドカットの専門用語。ダイヤモンドの研磨に欠かせない劈開性を決める結晶の成長線、もしくは歪をグレインと呼ぶ、ダイヤモンドの八面体方向に対してグリーピング可能な方向を指す言葉。天然ダイヤモンドは等軸状結晶で結晶が螺旋型に成長する。それに対してCVD合成ダイヤモンドは種結晶にダイヤモンドを積もらせて層状の成長線となる。合成ダイヤモンドも製造するダイヤモンドのエキスパート”デ・ビアス”では成長線を観察できるダイヤモンドの検査機を開発した。これによって天然と合成で異なるグレインを観察する事が可能になり、現在では比較的簡単に合成ダイヤモンドの看破が行えるようになった。

→ダイヤモンドの内包物
→ダイヤモンドのカット研磨の歴史