残像色

残像色(ざんしょうしょく)光は特定の波長を失うと色がついて見えます。そうして見える色を残像色と呼びます。
ダイヤモンドは殆どが純粋な炭素の結晶なのですが、自然界で結晶する天然の物質ですので、窒素や水素、ホウ素などの元素が結晶格子に入っていたり、中には炭素原子の抜けのある場所のある結晶を持っていたり、若しくは外からの圧力で結晶に歪みの有る場合があります。すなわちダイヤモンドの色はこうした欠陥部分を光(白色光)が通った場合に、特定の波長の光だけがダイヤモンドの中で反射して通り抜ける事が原因です。

ダイヤんモンドは複数同じパーセルに入って居る事も在る

例えば青色だけ吸収された場合は赤い光線と緑の光線だけが残るのでダイヤモンドは黄色く見えます。
白(青+赤+緑)ー青=黄色(緑+赤)このように残像色がダイヤモンドの色の正体なのです。HPHT処理のダイヤモンドではこの事を利用して残像色を人為的にコントロールしてダイヤのン度を思う色に発色させる事が出来ます。またGIAやデビアスなどの国際的なダイヤモンドの教育鑑定鑑別機関では処理ダイヤモンドを簡単に看破する事が出来ます。

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