グレッツ
グレッツによって起こる光の干渉は原石にとっては良い悪い?
グレッツはダイヤモンド原石の成長過程で何らかの圧力や原石の結晶系のねじれ等。ダイヤモンドが結晶する地球の地底150~200キロ超深度起源ではもっと深い地点でダイヤモンド原石が受けたストレスが原因で出来る結晶のねじれ部分と考えられています。ちなみにグレッツの有るダイヤモンドはその場所の受けているプレッシャーによって割れ易いなどの特徴があり、研磨の際に注意が必要です。デビアスのサイトホルダー等先駆的なダイヤモンドの検査機を持っている企業ではレーザースキャンでダイヤモンド内部を観察して研磨プランを最初に決定します。
写真の虹色はグレッツが原因で出現する光の干渉で虹色に発色している部分。通常ダイヤモンドのカットプランニングする際にはグレッツによる光の干渉はすべて研磨して無くしてしまいます。グレッツが原石中央にある場合は研磨後や研磨中に割れる可能性が高いことや仕上がりにおいて著しく美しさを損なうことから残念ながら大粒原石であっても半分に切断するなどしてすべて除去する必要があのです。