エー.ダブル.ディー.シー(AWDC)
ベルギーアントワープのダイヤモンド販売組織組合
AWDC Antwerp World Diamond Centerアントワープ ワールド ダイヤモンド センター
ベルギー全体で6600人1600以上のダイヤモンド関連企業が登録するダイヤモンド業界の組合的組織。運営はベルギー政府
AWDCの前身となる“ダイヤモンドオフィス”は1944年に設立されました。
第二次大戦で多くのダイヤモンドオフィスや研磨施設が被害を被り破壊されましたが、ダイヤモンドの在庫は安全に守られていたため。1945年にはイギリスポンドを基軸通貨としたダイヤモンド原石(ラフ)と研磨済みダイヤモンドの取引をベルギー政府の支援の下で再開する事が出来ました。大戦後の混乱期においては資金のコントロールが重要な課題でしたが政府が介入することで国策としてベルギーはダイヤモンドビジネスに乗り出していくことになりました。
1973年にはAWDCを設立1975年に“ダイヤモンドオフィス”がAWDCに取り込まれる形で現在の形になりました。ベルギー政府による3ラインコントロール(1.ベルギー経済省 2.ベルギー財務省 3.AWDC)で安定した運営を実現しています。
ベルギー経済省はアントワープに拠点を置くすべてのダイヤモンドディーラーを管理する部署として機能しています。
ダイヤモンドオフィスではダイヤモンドの輸出入免許の発行と管理はもちろんの事、ダイヤモンドにまつわる犯罪やマネーロンダリング、キンバリープロセスも完全に管理されています。すべてのダイヤモンドパーセルはベルギー政府の経済省からダイヤモンドビジネスに10年以上のキャリアのある専門家管理者が割り振られていて、常に厳格な監査と管理をしています。
2018年からBRIDGEは栄誉あるバイヤーとしてAWDCに表彰されています
ベルギーアントワープはダイヤモンドの集散地として有名ですが、ダイヤモンド原石の内実際にアントワープで加工されるのは非常に少数となっています。これは加工のレイバージャージが中国やインド、原産国のアフリカの方が低く安価で加工出来る事が原因です。その為アントワープでは必然的に重要なで失敗できないダイヤモンド原石だけが加工される傾向が有ります。
ダイヤモンドを加工する技術力は現在も世界最高なのです。BRIDGEで取り扱うダイヤモンドはアントワープの郊外デケンペンでダイヤモンド研磨の巨匠”フィリッペンス・ベルト氏”のアトリエで加工されています。その為に必然的に非常に希少なアントワープ研磨のダイヤモンドとなるのです。
AWDCはアントワープ市のダイヤモンドストリート内に立地しています。