オリビン(インクリュージョン)
ダイヤモンドの代表的な指標鉱物で内包物でもある透明な結晶
オリビン(インクリュージョン)ダイヤモンド内部に含まれる内包物の内、橄欖石(かんらんせき)の事。天然のオリビン(かんらんせき)は六方晶系で産出する。ダイヤモンド内部に確認できる場合にも六方晶であることが多い。ダイヤモンド内部にオリビンが観察できる場合には内包物としてカウントされ、多くの場合クリスタル(CRYSTAL)や小さい場合はピンポイント(pinpoint)と表記される。
中央宝石研究所などプロット付きのダイヤモンド鑑定書を発行する機関では位置情報が記載されていることが有るので目視判断の助けになる。
エンスタタイトと区別がつきにくい事が有りますが高度な技術を持つラボであれば顕微ラマン分光分析にて明確に両者を識別することができます。
地球の地底150キロから200キロ地点はオリビンの層が有るとされています。地下空間に宝石だけのキラキラした地層が有るなんてロマンチックです。橄欖石(かんらんせき)の緑色は8月の誕生石”ペリドット”。