エンスタタイト(Enstatite)
エンスタタイト頑火輝石(がんかきせき)
エンスタタイトの語源は”溶かせない”という意味のギリシャ語。文字通り高温に強い鉱物です。現在も高温炉の耐火材として利用されています。融点温度は約1400℃。高温に加熱しないと溶けません。つまり、頑(かたく)なに、火に対抗するという意味なのです。
ダイヤモンドの内包物としても確認される、多くの場合の場合白い結晶として見つかる。六方晶系のオリビンと外観が似ているがエンスタタイトは斜方晶系なので結晶形が完全に残っている状態であれば目視で両者を判断できる。あまりにも小さい場合顕微ラマン分光分析にて明確できます。ダイヤモンドの内包物としてカウントされる場合はクリスタルやピンポイントと表記されます。