クロムダイオプサイド(Chrome Diopside)
神秘的なダイヤモンド内包物の世界
クロムダイオプサイド( Diopside)は鮮やかな緑色結晶としてダイヤモンド内包されるPタイプの内包物。キンバーライト鉱床は基本的にPタイプの内包物グループの為、ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーで取り扱うダイヤモンド内部にも内包成分として含まれています。デビアスやGIA、CGL等の国際的に信頼の高いダイヤモンドの鑑定鑑別機関ではプロット付きのグレーディングレポートを発行していることが多く内包物の位置が確認しやすい。
ダイオプサイド(透輝石)の中で、クロム要因で緑色に発色したものを「クロムダイオプサイド」と呼びます。 エメラルドに似た濃緑色の結晶が特長で、美しいクリアな緑色で近年人気が出てきている石の一つです。モース硬度は5.5~6.5と宝石としては高くなく(地球の平均硬度は7)しかも内包物を多く含みやすい性質の為にクラックや”内傷”がとても多く、衝撃で簡単に割れてしまうことも。その為リングとしてはアクセサリーとしても流通はほとんどしていません。