エタニティリング(全回転デザイン)とは
エタニティ「終りなく続く」という意味を持つ指輪
エタニティは永遠や永久という意味の英語です。ブライダルリングの中でも人気のカテゴリーなのですがこのエタニティリングとはいったい何なのか説明します。
ブライダルリングの中で結婚指輪でも婚約指輪でもなくエタニティリングと呼ばれる品物は一般的にリング全周に途切れることなくデザインが施されているリングを指します。上写真はAntwerp Brilliant D Line Nebula”ディーライン ネビュラ”フルエタニティのダイヤモンドリング
D-line ネビュラの様なデザインのダイヤモンド全周タイプのエタニティリングが一番イメージされるのではないでしょうか?このタイプはリング全周に同じ形のダイヤモンドを途切れることなくセッティングしていきます。エタニティリングはデザインに正面や横がありませんので指に着けている時に仮に回ってしまってもいつも正面を向いています。エタニティ途切れる事のない愛の証
途切れることなく続くダイヤモンドは”途切れる事のない永遠の愛”の象徴として、世の女性から 絶大な人気を誇ります。そんなエタニティ―リングですが、もともとは結婚指輪の最も華やかなスタイルとして作られたと言われています。イギリスやアメリカの文化圏とは違いドイツ等一部の地域ではエンゲージリングに一粒ダイヤモンドを贈るという文化や歴史が無い場合もあります。
その場合、結婚指輪として”ウエディングバンド(Wedding Band)”というペアのリングを贈り合うのが一般的でした。いわゆる結婚指輪ですね、その為、最も華やかな結婚指輪(Wedding Band)は宝石が一周全てにあしらわれた華やかなスタイルだったのです。そのなかでも最上級なのがダイヤモンド全周のエタニティリングだったのです。
他の文化圏では結婚の周年記念や記念の贈り物に男性から女性へ”永遠の愛”の意味で贈られることが多いことから、人生の節目となる様々なタイミングで女性にとっては”いつかは持ちたい(手に入れたい)”憧れのリングとなっていったのです。
婚約指輪としては勿論ですが結婚10周年の記念などで贈るのもステキすですよね!
という事でそもそもダイヤモンドのエタニティリングはマリッジリングの最も華やかなデザインとして作られましたが、近年ではその人気から婚約指輪として贈る方も増えています。立て爪めリングは”引っかかりそう”とか”使い辛そう”という方やもっと普段からも使いやすいエタニティリングをエンゲージリングにと選ぶ花嫁も多いようです。セッティングによって雰囲気の異なるエタニティリングに
共有爪と言うダイヤモンドの留め方を採用しているインフィニティラブの”サンフラワー”です。エタニティリングのダイヤモンドは1つ1つを4本の爪で支えているように見えますが、隣り合うダイヤモンドをその爪を共有しています。こうした留技術を共有留(きょうゆうとめ)と呼びます。ページ先頭で紹介しているDlineネビュラは4点留めで1つのダイヤモンドを4本の爪で留めこんでいてその爪は隣り合うダイヤモンドに干渉しません。使用する石のサイズでリング幅に対して石が小さくなる時は共有留、大きい場合は4点留めとデザインによって使い分けています。
レール留めで隙間なく並べられた四角のブリリアントは通称プリンセスカット。レールセッティングまたはチャンネルセッティングと呼ばれます。カーテンレールの様な溝にダイヤモンドを隙間なく並べるセッティング技法です。プリンセスカットはこのレール留めエタニティリングの為に開発された新しいダイヤモンドのフォルムです。
フルエタニティリングとハーフエタニティリング
写真左はダイヤモンドリング外周を”くるっ”と一回転するフルエタニティリング。そして写真右はリングをダイヤモンドが半周のハーフエタニティです。
フルエタニティは華やかで豪華な反面、サイズの調整幅が無くリングのメンテナンスの際にサイズ調整は基本的に出来ません。それに対してハーフエタニティのリングは指に着けた時に手のひら側に来る部分はダイヤモンドが留まっておらず金属だけですので後日サイズの加工をする事が出来ます。
またあまり華やかに成ってはいけないシチュエーション等ではリングを”くるっ”と一回転なにもデザインが無い面を正面にすればとてもシンプルなリングを付けているように演出も出来ます。王道スタイルで華やかなフルエタニティ?それとも使いやすさとメンテナンスでハーフエタニティ?どちらもおススメです。
ハーフエタニティリングはデザインの幅も広がりとても人気のスタイルです。男性にも人気の結婚指輪
またBRIDEG銀座ではマリッジリングのデザインでも出来る限りエタニティスタイルを採用しています。
それはハンドメイドならではの拘りで『途切れることなく続く愛の象徴』としてお互いの分身『結婚指輪』を着けてほしいという思いから。男性用にもエタニティスタイルのリングを展開しているデザインが多数あります。ウエーブスタイルのリングをエタニティに作っているのはとても珍しいのはないかと思います。これも加工技術に熟練した日本の職人が制作を担当するからならではの拘りです。BRIDGEのリングが男性にも人気が有る理由の一つです。この他にもインフィニティラブやアントワープブリリアントにも多数エタニティスタイルのリングを展開しておりますのでぜひ店頭でお確かめ下しさい。
※エタニティ(Eternity)はD.A.P.T.株式会社の登録商標です。