フロステッド(Frosted)
二次鉱床産出のダイヤモンド原石
フロステッド(Frosted)はダイヤモンドの原石ROUGHで原石表面に無数の細かな傷や模様のようなものが付いて内部が曇って見えない状態の原石を指す言葉。写真のダイヤモンドは正八面結晶のボツワナ産フロステッド原石。
レーザー技術が発達する1990年以前ダイヤモンドのスキャニングが出来なかった頃は原石の一部を磨いてウインドウと呼ばれる内部覗き込み用の窓ファセットを作り、そこから内部を観察して内包物や内部の特徴を看破する必要があった。フロステッド原石の多くは漂砂鉱床という二次鉱床で発見されるため原石ブローカーの間では【RIVER(リバー)】と呼ばれ(表面の傷は雨や浸食によって流される過程で付いた傷、もしくは他のダイヤモンドとこすれあったりした際にできる傷である)高品質であることが多い。