ミスアライメント
ミスアライメントはクラウンファセットとパビリオンファセットの相対する配置のずれを指す業界用語。
1993年フィリッペンス・ベルト氏はGIAによって解明されたダイヤモンドの最高グレードカット”エクセレント”の研磨を達成。本来ダイヤモンドを横から見て研磨角度を決めていましたので多少のミスアライメントは当時問題視されていませんでした。しかしベルト氏は自身の仕上げるダイヤモンドを最高に仕上げる為にパビリオンファセットとクラウンファセットの接地面をガードルを挟んで同じ位置に配置しました。するとダイヤモンドを専用のスコープで覗き込んだ時に特別な模様”ハート&キューピッド”が出現する事を発見したのです。