婚約指輪の平均価格は「30万円〜40万円」が中心

婚約指輪を選ぶ際、多くの人が気になるのが「平均的な価格はどれくらい？」という点です。現在、日本国内で購入されている婚約指輪の相場は、30万円〜40万円程度が中心価格帯となっています。20代～30代の平均相場価格は約39万円。ただし、これはあくまで平均であり、選ぶダイヤモンドの大きさや品質、指輪のデザイン、素材などによって価格は大きく変動します。

給料の何ヶ月分？昔と今の価値観の違い

「婚約指輪は給料の3ヶ月分」という言葉がかつての常識でしたが、現代ではより現実的な予算を立てる人が増えています。現在の一般的な目安は給料の1ヶ月分（25万〜35万円程度）。 20代〜30代の購入者層では30～40万円未満が最多といったデータになっています。ついで20～30万円未満です。(ゼクシィ結婚トレンド調査2024(全国推計値)より)当初立てていた予算より＋約5万円で婚約指輪を選ぶ人も少なくはありません。無理をせず、相手の好みや今後の結婚資金・生活費も踏まえたうえで、バランスの取れた予算設計をするのがトレンドです。

婚約指輪の価格に影響する主な要素

1. ダイヤモンドの4C（カラット・カラー・クラリティ・カット）
ダイヤモンドの品質は価格に最も大きく影響します。特に「カットの評価（EXCELLENT以上）」は輝きに直結するため重視されます。
2. リングの素材
人気が高い素材はプラチナです。婚約品に相応しい、変色しない素材であり清楚な素材です。トレンドの素材はイエローゴールドやピンクゴールド。普段から身に着けやすく、カジュアルで休日は毎週着けたい女子に人気の傾向があります。素材によって価格帯が異なるほか、金属アレルギーへの配慮も重要です。
3. ブランドとデザイン
 海外ブランドは価格が高めになる傾向があり、平均価格は約52万円です。(結婚・婚約指輪は国内or海外ブランド？平均費用やメリデメを徹底比較より)その反面、国産ブランドやセミオーダータイプは比較的リーズナブルに選ぶことができます。シンプルなソリティアタイプと装飾が多いエタニティタイプでも価格差はあるため女性がどんなデザインを身に着けたいのかもとても大事なポイントです。

婚約指輪は「価格」より「納得感」が大切

婚約指輪は一生に一度の贈り物。価格だけで選ぶのではなく、贈る相手への気持ちや想いを形にできるかどうかが重要です。また、最近では「ダイヤモンドを購入して、シルバーの仮枠に仮留めした本物のプロポーズリング」でダイヤモンドプロポーズも増えており、サイズやデザインでのミスマッチを避ける工夫も広がっています。