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よくある質問

プリンセスカットの注意点(衝撃で割れやすい?)

四角く仕上げたブリリアントカットが凛とした印象で人気の高いプリンセスカットですが、その取扱いには注意が必要であるとされています。それは4隅の尖ったエッジは上品なラインを作り出す反面衝撃に脆くぶつけた際に割れてしまうかもしれないのです。多くのWebサイトで【プリンセスカットは割れやすい】と記載しています。確かにエッジ部分は鋭利な分脆い性質を持っているのですが、カットグレードでは耐久性も考慮される為にエクセレント評価を獲得したBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーで取り扱うデビアスの正規プリンセスカットについて割れやすいのかどうかを少し説明したいと思います。

確かにダイヤモンドはモース硬度10なのですが割れやすさの靭性は7.5と宝石の中では並程度の強さです。ダイヤモンドには劈開と言う割れやすい方向が有り、その方向に垂直に衝撃を加えると簡単に割れてしまいます。その強さは水晶程度なので簡単と言ってもそれなりの強さなのですが、リングなどで手を激しくぶつけるなどの衝撃には耐えれない事が多いようです。

そして鋭利なファセットを持つ宝石はダイヤモンドに限らずどんな宝石でもそこはウィークポイントに成ります。プリンセスカットでいうと4隅の角ですね。この場所はダイヤモンドの生地も薄くなって強度が担保出にくい場所です。しかも4隅は鋭利に尖っていますので、衝撃に弱くその場所から割れてしまうリスクがあるのです。

しかし今回デビアスの設計したトリプルエクセレントのプリンセスカット設計図では4隅を丸く仕上げることがルール化されました。この丸いエッジを【スライトリー ブルナット エッジズ(Slighrly Blnut Edges)】と呼びます。直訳では”鈍い角”実態顕微鏡で拡大して観察すると実際に丸く仕上げてあります。これによってプリンセスカットの弱点だった強いエッジの角部分は改善されたのです。

ブルナットエッジで耐久性を改善

デビアスがプリンセスカットを正規に定めるまでフレンチカットコーナーというベゼルファセットを持たないプリンセスカットが多く存在しました。フレンチカットコーナーはベゼルファセットの有るパターンに比べても さらに鋭利にダイヤモンドの4隅を仕上げる仕上です。その為に欠け易くもともと耐久性が疑問視されていました。

2018年にデビアスによってプリンセスカットの定義が決定されるまでにはフレンチカットコーナーの他にも定石とは違うフォルムで仕上げられた多くの【自称プリンセスカット】が市場投入されていました。フレンチカットコーナーの他にもシェブロンファセットの段数が2や4など様々で、その結果プリンセスカットの面数は58~77迄マチマチだったのです。フレンチカットコーナープリンセスやその他の四角いダイヤモンドは鋭利な角ファセットがより美しく見えるように仕上げており大変人気のフォルムだったのですが、耐久性には大きな問題を抱えていました。GIAのカットグレードでも耐久性を伴わないラウンドブリリアントは評価が下がる事が報告されています。宝石は永遠性が有る事が必須なのですが、輝きを優先して引き換えに耐久性を失ってしまったのでは宝石としての評価も下がってしまうのです。

またもともとの形状自体が隅を切らないエメラルドカットやバケットカット等は通常角を保護するようなセッティングを採用します。デビアスの設計したプリンセスカットではベゼルファセットが設定されて更にブルナットエッジで角を落とし耐久性は飛躍的に向上して日常使いにも十分の耐久性を確保しています。※ダイヤモンドの靭性は7.5ですので衝撃に対して耐久性が高い訳では在りませんので取り扱いには注意が必要です。

プリンセスカットのセッティングでもヒトくふう。

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでは今までもお客様に確認を取ったうえでプリンセスカットをセッティングする場合は角を若干落として尖ったエッジを独自に解消してセッティングしていました。しかし今回デビアスの設計したプリンセスカットのダイヤモンドでは予め角を丸くして加工する決まりとなりましたのでより安心感が増したのです。そして加工の現場ではお客様のオーダーでプリンセスカットを爪留めする場合に「ふくろ爪」を採用しています。これは正面から通常の爪のような見た目の為に見えないですが、爪の内部を袋のように加工してダイヤモンドの角に金属が直接干渉しないように加工した爪を使う技法で「ふくろ爪」と呼ばれています。この他にも【おがみ爪】や【がくぶち留め】などの技法も有りますが、一本の爪でダイヤモンドを留めているように見せたいデザインの場合は【ふくろ爪】を採用します。

 

【ふくろ爪】はエッジが鋭く強度に心配のある宝石を留める高等技法です。さらにふくろ爪には鋭利なエッジを保護する目的も有ります。しかし小さな貴金属の爪を袋状に仕上げて角が干渉しないようにセッティングするには高い技術が要求されます。BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでもこのセッティングが完璧に実践出来る留め職人は上位技術者の中でも一握りです。爪の強度はもちろんですが袋状の形状を壊さないように爪を倒す技術は豊富な経験なくは実現できません。

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーではふくろ爪の他にも2本の爪で角が干渉しないように止める”割り爪”や”がくぶち留め”など角を保護する別のデザインの爪もご希望に沿ってご案内させていただきます。

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