ダイヤモンド付きの結婚指輪は普段使い出来ますか?
普段使いの結婚指輪にダイヤモンドを入れると邪魔になって使い辛い?
普段使いもする予定の結婚指輪にダイヤモンドを入れるか入れないかで迷っている女性は意外と多い用です。普段使いすることを考えると、石なしのシンプルなデザイン結婚指輪ほうがいいと考えるのが一般的ですが、実際はどうなのかブリッジのリングを例にいろいろご案内させていただきます。
ダイヤモンドは普段使いで絶対取れないという事は在りません、手指の力は意外と強く瞬間的には誰しも100キロ程度の負荷は出せると思います。時にはダイヤモンドの打ちどころが悪く割れてしまう事も有るかもしれません、しかし結婚指輪は元々普段使いを想定してデザインされており、ダイヤモンド等宝石の留め方にも工夫を凝らしかなり強固に割れにくい角度で留めるなどして作ってあるモノが多いのも事実です。
ですので普段使いではダイヤモンドを着けれないとは成りません。逆にエンゲージリングは普段使いを想定していませんのでダイヤモンドを留める爪も繊細で引っかかりが有って使い辛くても見た目の美しさや指につけた時の優美さを優先してデザインしていることが多いのです。超硬度の宝石ダイヤモンドは結婚指輪の傷除けにもなる
ダイヤモンドはモース硬度10と地上で最も硬い鉱物です。結婚指輪の表面にセットした場合にダイヤモンドの場所は仮に何かにぶつけてしまってもキズに成る事は在りません、しかしリングのベース素材でもあるプラチナや金はそこ迄表面硬度のある素材では在りませんので普段使いの中で小さなキズは避けれません。結婚指輪表面に艶消し仕上げをした場合にも艶消し部分は徐々に磨かれてしまいます。しかし表面にセッティングしたダイヤモンドに傷かつく事は本当に稀です。ダイヤモンドは指輪の表面に出来るキズを少なくしてくれるのです。逆にモース硬度の低い宝石、具体的には水晶以下のモース硬度7以下を結婚指輪の表面にセットするのはお勧めできません、その宝石が割れてしまったり傷が付いてしまう場合が有るからです。
上写真のリングはアントワープブリリアントのイブニングスターです。婚約指輪は立て爪で普段使いには向いていませんがセットマリッジリングの女性用は”彫り留”という彫金技法でダイヤモンドが殆ど埋め込まれてリングにセットされています。指で触っても引っ掛かりはほとんどなく滑らかなさわり心地です。こうした留め方の結婚指輪は普段使いしてもそれほどダイヤモンドは邪魔なにならず且つダイヤモンドが傷除けになってくれます。
結婚指輪の変形は石取れの大きな原因
ダイヤモンドを留めている技法等で使いやすいとしてもダイヤモンドが外れる原因は他にもあります。それが指輪の変形です。出来るだけ強固に作り込んではいますがどれだけ強く作っても、すごく強い力が加わった時に結婚指輪が変形してしまう事が有ります。その時にダイヤモンドを留めている爪が緩んでダイヤモンドが外れてしまうことが有ります。結婚指輪の強度について弊社は長い歴史の中でどの程度の厚さを持たせると変形しにくいのか?を研究していて強度と見た目のバランスの良い所を常に探して結婚指輪をデザインしています。また素材の研究も行っており特にプラチナ素材ではビッカース硬度が200を超える超硬プラチナ950を開発しました。超硬プラチナは新潟県の測定施設新潟県工業技術総合研究所で3度測定して3度とも200以上の評価を受けた宝飾業界最高の硬さを持つプラチナです。
※ブリッジではメンテナンスにも万全の体制を取っていますのでもしお求めの指輪が変形してしまったり、留めている宝石が取れてしまった場合にはすぐに使用をやめて店頭までお持ち込みください。