BRIDGE ANTWERP > ダイヤモンドの魅力 > ベルギー大使館で発表会を開催した経緯

ベルギー大使館で発表会を開催した経緯

ブリッジ銀座が取り扱うこだわりのダイヤモンド

ベルギー大使館

当店ブリッジ銀座で取り扱うダイヤモンドはベルギー大使館で発表を行ったダイヤモンドブランドです。それは、私たちがダイヤモンドを美しく魅せるための最も重要な工程「研磨」に特に強いこだわりを持っているためです。私たちのダイヤモンドの輝きはカットや研磨と言った本来職人の作業領域にも機械化の波が及んでいる現代においても一つ一つ専門の職人の手作業で一つ一つ丁寧に仕上げられ引き出されるからなのです。

アントアープブリリアントではダイヤモンド研磨の聖地ベルギー・アントワープで確かな技術のあるダイヤモンドカッター、フィリッペンス・ベルト氏を指名しています。

特別な職人ベルト氏の手作業で行われるダイヤモンド研磨は、一般的なエクセレントカットとして完全に仕上がった状態から更に”もう一色”もう少しの”煌めき”を引き出します。同じグレードのダイヤモンドでも”輝き”や”見た目”が異なるのは”原石の良し悪し””最終研磨者の腕前”によるところが大きいのです。

ダイヤモンド研磨で世界最高レベルの品質を誇るベルギー・アントワープ、その中でも特別な評価を得る研磨職人”フィリッペンス・ベルト氏” 彼らが今まで築き上げてきたベルギー研磨の確固たる高品質は世界に認められ現在も注目を集めています。

日本の皆様にそうした特別な輝きを放つベルギー品質のダイヤモンドを手にして頂きたい。という想いから、私たちはあえてベルギー研磨にこだわっています。

研磨の聖地アントワープの現在

ダイヤモンドの流通量で世界有数のアントワープですが、意外にもアントワープで研磨されるダイヤモンドは流通量は全体でもごく僅かです。アントアープはかつて世界最大のダイヤモンド研磨地で研磨済みダイヤモンド全体の80%までがベルギーで研磨されていました。ケッペン地域には多くの研磨工が暮らし、専門学校から組合等もあり、多くのサイトホルダーの研磨工場が立ち並んでいたそうです。しかし現在、残念ながらその面影は無く、ベルギー・アントワープの地場産業だったダイヤモンド加工は年々減少し世界的にもシェアを失い回復できる見込みは残念ながらありません。

アントワープのダイヤモンドミュージアムも研磨加工の歴史などを見て回れる様に成っていますが、盛んだった往時の賑わいを伝えるような造りになっていて現在進行形の最先端設備などを紹介するような場所ではありません。

現在ダイヤモンドのカット・研磨の加工はベルギー代わって加工工賃の安価な後進国に移行し、現地で盛んに行われております。中国やインド、また産出国のアフリカ諸国でもダイヤモンドの加工工場が次々新しくオープンしており、高品質だが工賃の高いベルギーの職人はそうした国へ技術指導に行くかしないと、ベルギー国内では仕事がなくなっているのです。

またタイ王国バンコクなどでも高品質のダイヤモンド研磨が行われており、中~低品質だけでなく本来ベルギー・アントワープでしか出来なかった多くの仕事がそうした国々へと移っていっています。

現在のベルギー・アントワープはベルト氏等の特別な技術を持った職人のアトリエには難解な仕事が沢山集まって来るのですが、通常の研磨加工だけを行うアトリエや工場にはなかなか仕事が集まりにくくなっています。フィリッペンス・ベルト氏のアトリエのあるエリアも1970年当時大小合わせて2000を超える研磨工場が有ったそうですが2017年現在では両手で数えれる数まで減少しており、加工に携わる職人も年々減少しているのです。

「伝統的な産業であるベルギーの研磨技術者を守りたい」というベルギー大使館の方々の想いと高品質のベルギー研磨のダイヤモンドを日本の花嫁に届けたい私たちの想いが重なり、私たちが提供するダイヤモンドが確かにベルギーで研磨されたダイヤモンドであるということから、アントワープブリリアントは2013年からベルギー大使館推奨をいただくことになりました。

AntwerpBrilliantはベルギー大使館で誕生しました

2013年10月アントワープブリリアント ブランドの日本国内最初のお披露目会はベルギー大使館で行われました。ダイヤモンドはフィリッペンス・ベルト氏が担当し研磨した究極の輝きを放つベルギー品質の逸品ばかりなのはもちろんの事

ベルト氏の為に選び抜いたボツワナ産のダイヤモンド原石には地下資源採掘企業デビアス(DeBeers)の新しい試みがいくつか盛り込まれていました。

それはダイヤモンドのガードルに原石の時に割り振った原産地発信のナンバー情報をレーザー刻印してトレサビリティの確立されたダイヤモンドの販売を開始するという画期的なものでした。

アントワープブリリアントはその第一号として日本国内に紹介される事になりました。

しかも供給されるダイヤモンドはすべてデビアスグループのIIDGRにて鑑定書を発行するという今までにない新しい流通の枠組みのダイヤモンドでした。

今回鑑定を担当するデビアスグループの鑑定鑑別機関IIDGRの研究所もベルギーアントワープに有ったことから、以下のような経路で販売されることが情報としてお客様に開示できる新しいダイヤモンドが誕生したのです。

①ダイヤモンドはボツワナを中心としたデブスワナから供給される。

鉱山はボツワナ・ナミビア・南アフリカ・カナダの4拠点ですがボツワナ以外は極端に選択される可能性が低い

②厳選された原石はアントワープへ送られカット・研磨される。

フィリッペンス・ベルト氏率いるダイヤモンドトップチームによる最終研磨を施す

③ベルギーに研究所を構えるデビアスグループのIIDGRにてダイヤモンドの鑑定書を発行する。

鑑定するダイヤモンドはデビアスの採掘した石のみで、一石一石ナンバー管理されている。石と産地、鑑定書の完全一致を実現。

たったこれだけ?と思われるかもしれませんが 現在も”何処で産出”して、”誰の手によってカットされ研磨”されたか?説明できないダイヤモンドが市場には多く、実際に研磨者が判るダイヤモンドと言うだけでも中々見かけません。トレサビリティーの確立されていないダイヤモンドしかないのが現状なのです。

私たちは大切な人の元へ思いを込めて贈るダイヤモンドが二次流通品だったりコンフリクトダイヤモンド(ブラッドダイヤモンド)では無く完全なサスティナブルなダイヤモンドで有る事は重要であると考えています。

アントワープブリリアント=サスティナブルでエシカルなダイヤモンド

採掘以外のカット研磨加工とグレード鑑定をベルギー・アントワープで行うアントアープブリリアントはベルギーの主要産業であるダイヤモンドビジネスの発展に寄与するだけでなく、減少し続けるベルギーのダイヤモンド研磨産業の保全にも大きな役割が有る事からベルギー大使館の推奨が付与されたのです。

 

大使館でのロンチイベントでしたので多くのメディア関係者、業界関係者の方にお集まりいただきまして、発表会を開催させていただきました。

在ベルギー大使から推奨のお言葉とアントワープブリリアントの発表に際してお祝いのスピーチをいただきました。その後、業界の現在からアントワープブリリアントが持つ商品としての魅力はもちろんの事、情報開示されたダイヤモンドが持つ意味、商品ブランド発表に至る経緯や大使館に協力要請させていただいた理由などを説明させていただきました。

会場奥に展示用専用什器で展示されたアントワープブリリアントの商品を多くの方に見ていただきました。
当日はラジオパーソナリティやモデルとしても活躍する今井美穂(いまいみほ)さんにもゲストとして来場いただき実際に商品を試着していただきました。

今井美穂さんのオフィシャルブログ

1980年代に世界のダイヤモンドの原石シェア約90%を誇ったデビアスでしたが、鉱山の老朽化と新しいエリアでの鉱脈発見などで徐々にシェアを失い2017年では世界全体で約40%の供給に留まっています。

40%は通常流通業のシェア率で考えて依然として寡占状態のTOPシェアなのですが30年間で半減していることを考えると大変な縮小幅ともいえます。

アントワープブリリアントではダイヤモンドの研磨をベルギーのフィリッペンス・ベルト氏に依頼していましたので、あとは鉱山会社デビアスからの高品質原石を安定供給できることが最大の条件でしたが、世界最高品質のボツワナ産を中心としたデビアスの旗艦鉱山ジュワネングの高品質原石の安定供給を約束された事でアントアープブリリアントブランドが安定的にスタート出来るようになりました。

ブースにお立ち寄り頂いたベルギー大使館の商務官と

アントワープブリリアントではブランドの事業展開を通じてダイヤモンド研磨の聖地であるベルギーの産業を守る事、そして職人の間で受け継がれる伝統技術の継承や継続発展を微力ながら支えていき、ダイヤモンド研磨に懸ける職人の情熱や熱い想いを一人でも多くの日本のお客様にお届けしたいと考えています。

オススメ関連記事

BRIDGE ANTWERP BRILLIANT GALLERY

〒104-0061
東京都中央区銀座2丁目6-15
第1吉田ビル1F (アクセス)

営業時間 11:00~19:30 通常木曜定休(営業カレンダー