4Cが同じなのにお店によってダイヤの価格が違うのはなぜ
原石の品質が違います
最も大きな価格の違いは使用するダイヤモンド原石の価格の違いです。日本国内の研磨済みダイヤモンドでは4Cグレードで価格が決定してしまう為にあまり注目されませんが、ダイヤモンドは原石の段階で価値のある宝石として価格が設定されています。価値ある原石からは美しいダイヤモンドが出現するのです。しかし、研磨済みダイヤモンドをみて原石の状態での価格を想像する事はダイヤモンド取引のプロでなければ容易ではありません。
その為、一般的にダイヤモンドの価格は仕入れはどんな方法で行われているか?や、仕入先は何処か?によって大きく左右され、店頭販売価格に転嫁されます。さらには仕入れたタイミングでの円相場の問題やダイヤモンドのグレード毎の需要と供給のバランスなどいくつもの要因が在るので一概に何故かは説明できませんのでご了承ください。
鉱山会社のプロモーション原石を研磨して直接お届けします
ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーではデビアスグループの鉱山会社デブスワナから供給されるボツワナ産を中心とする最高品質ダイヤモンド原石を直接買い付けしています。しかもそのダイヤモンド原石は直接研磨を担当するフィリッペンス・ベルト氏の下へ送られて仕上げます。
その後、そのまま日本へ輸入されますので、鉱山会社から研磨から店頭までに通常かかる、ブローカーの手数料や原石ソースを仕分ける手間に加えて輸入業者や石屋さん、メーカー等の中間マージンが一切かからず直接お客様にダイヤモンドをお届けできるのです。ブリッジ銀座のダイヤモンドはしばしば「価格が安い」と言われるの理由はここにあります。一般的なダイヤモンド流通とブリッジ銀座の比較
一般的には(弊社もそうでした)ダイヤモンドの原石マーケットには立ち入る事が出来ません。ダイヤモンドの原石の取引はキンバリープロセスなどで厳しく管理されておりマネーロンダリングや紛争の資金にされないように管理されています。原石マーケットはダイヤモンドを加工する業者でない場合は出入りが非常に難しいのです。
サイトホルダーなど限られたグローバル企業のみ参入することのできるマーケットなのです。サイトホルダーによって売り買いされるダイヤモンドはサイトホルダー同士でも売り買いされるようです。原石のままでは研磨業者以下には販売できませんので、最終的には研磨されてダイヤモンド取引所で販売されます。
ダイヤモンドは出荷時にある程度仕上げて出荷されていますが、それを自社内で自分たちのオリジナルカットにリカットして販売するブランドも多いようです。研磨に二重のコストはかかりますが原石マーケットへ入り込むことは出来ませんので、リカットという手法を選択すれば独自固有の品物を展開することは出来るようになります。
輸出入に強い商社やメーカー、もしかしたら大規模に展開する小売チェーン店もダイヤモンド取引所に入って売買できるところもあるかもしれません。しかし販売ノルマや取引額の問題で小さな取引しかできない小売店などには厳しいマーケットです。大きく商売をしている商社や卸売りの業者などがここからダイヤモンドを手に入れ日本国内に輸入してきます。
小売店や国内ブランドの直営企業などはこの段階でダイヤモンドを仕入れます。(私達も数年前までこのタイミングでダイヤモンドを仕入れていました。)鉱山プロモなので高品質なのにリーズナブルなブリッジ銀座のダイヤモンド
このように鉱山直接のプロモーションなのでブリッジ銀座では超高品質のダイヤモンドをお求めやすい価格で提供させていただく事が出来るのです。
また近年は日本国内の質屋さん(リサイクルショップ)で買取されたダイヤモンドを仕上げ直して販売するケースも増えており、鉱山から買い付けたダイヤモンドなのか?質屋さんから買い受けたダイヤモンドなのか?でも価格に差が出るという事があるようです。
近年のリサイクルショップの活躍で業界内で日本は世界でも有数のダイヤモンド鉱山である!と言われています。原石の研磨をする会社も日本国内のマーケットに買いに入っています。ダイヤモンドに限らず品物の価格は需要と供給のバランスで決定されます。通常ダイヤモンドの原石品質に差がある場合は原石の時は低価格だったダイヤモンドが4Cハイグレードに鑑定されて高値に取引されたり、逆に原石高品質でも4Cで低評価のために美しいダイヤモンドなのに価格が抑えられていることなどはあるようです。リサイクルショップから来たダイヤモンドはもっと安価に取引されますのでダイヤモンド全体の価格に影響を与えている一因となっています。
ダイヤモンドの原石品質の内「メイカブル原石」からは4CグレードD-VVS1も出現します。この場合、原石の段階では安価で取引されいた、にもかかわらず研磨済みの状態では高額に取引されます。研磨されて価値が上昇するパターンです。
複雑化するダイヤモンドの流通
上記の様に様々なダイヤモンドが店頭に並んでしまう昨今です。しかもリサイクルショップから買い上げられたダイヤモンドは再研磨され新品として再流通してきた場合、新品なのか中古なのか?はダイヤモンドマーケットではなかなか見分ける事が困難です。4Cや価格だけでダイヤモンドを探したいという場合にはこうしたダイヤモンドの需要は近年高まっているのは事実です。
しかし、せっかくの記念のダイヤモンドが二次流通品であってはならない!とブリッジ銀座では考えています。採掘されて研磨され、まだ誰の手にもわたっていないピュアなダイヤモンドをお届けするのがブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーのポリシーです。