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よくある質問

アントワープブリリアントと他のダイヤモンドブランドの違いは?

ブリッジ銀座のアントワープブリリアントは2ct以下のダイヤモンドの研磨カットのノウハウ世界最高で婚約指輪にも人気

アントワープブリリアントはマスターカッターに専属研磨師のフィリッペンス・ベルト氏を指名しています。現在も現役で毎日ダイヤモンド研磨の現場に立つマスターカッターが実際に研磨したダイヤモンドを提供しています。

ダイヤモンドカッターと言う職業は既に存在しません

文字通りダイヤモンドを切断する人をカッターと業界で呼びます。ではこのダイヤモンドカッターとブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーの専属ダイヤモンド研磨師フィリッペンス・ベルト氏との違いは何でしょうか?同じダイヤモンドを仕上げる職人っぽい響きですが、両社には決定的な違いが有ります。それにについて少し説明したいと思います。

ベルト氏はダイヤモンドを仕上げる研磨職人です。業界内でベルト氏のような仕事をしている職人を”ポリシャー”と呼びます。そしてダイヤモンドを割ったり鋸引きして切断する作業をする職人をカッターと呼びます。ダイヤモンドの切断はクリーピングという劈開に沿ってダイヤモンドを割るというのが一般的でした。鋸引きでは膨大な時間がかかって失敗するリスクも高かったからです。
ポリシャーとカッターは作業内容にどの様な違いがあるのでしょうか?作業工程を時系列で簡単にご案内します。

ダイヤモンドの加工は1980年代を境に劇的に進化しました。現在ではレーザースキャンの技術を使ってダイヤモンド原石をスキャン、何処にどの様な内包物があるのか?やダイヤモンドの成長線が何方の方向に在り、切断可能な方向は何方か等、ダイヤモンド内部の情報が加工前に完全に看破出来るようになったのです。そして、レーザースキャンしたダイヤモンド原石は強振度レーザーで思う方向に焼き切って切断します。このレーザー切断の作業が出来るまでは、クリーピング職人たちの技術が必要でした。レーザー技術が開発されていなかった1980年代までは ダイヤモンドの成長線やグレイン、加工の妨げとなる内包物の位置を”経験と勘”で看破して【叩き割】って除去する必要がありました。

ダイヤモンドの加工は原石が出現したら、まずはどの様に加工するか(最終的にどの形のダイヤモンドに仕上げるのか?)の計画を立てて、その計画通りに仕上げる事が出来る形まで切断(カット)します。カットして仕上(研磨)できるサイズや形にしたら、それをポリッシュして仕上げます。ダイヤモンドを仕上げる職人をポリッシャーと呼びます。ではカッターとは?どんな職業なんでしょうか?カッターはダイヤモンドを切断して仕上げ工程が出来るような形にダイヤモンド原石を整える事が仕事の主です。ダイヤモンドカッターとは研磨ポリッシュできる形までダイヤモンドを切断する作業をする職人の事なのです。

レーザーソーイングによって進化したカット技術

レーザーソーイングBRIDGE

前述のとおり1980年代にレーザー技術が登場するまで、ダイヤモンド原石が透明な場合は良いのですが不透明な場合やコーテッドやフロステッドなど表面の曇った原石の場合は一部ダイヤモンドを研磨して内部を覗き込むウインドウを作り、そこからダイヤモンドを覗き込んで成長線の入り方や内包物のある場所を目視で検査して、どの方向に【叩き割れば】よいのか?を推測していました。

この作業は熟練の技と経験が重要でした。この【叩き割る】作業を担当していた職人をダイヤモンドカッターと呼びます。有名なダイヤモンドカッターと言えばカットの魔術師と呼ばれた【ラザール・キャプラン氏】や【ジョセフ・アッシャー氏】が挙げられます。

2人が活躍したのは第一次世界大戦前の1900年代から世界大戦が終戦する1950年頃でした。当時レーザー技術は在りませんでしたのでダイヤモンドの成長線を見抜いて鋸引きしたり【クリーピング・叩き割る】カットする作業は一握りの職人だけが担当する作業だったのです。一回勝負のダイヤモンドカットは大変なプレッシャーのかかる作業であったと推測されます。またダイヤモンドを研磨(ポリッシュ)する作業も研磨に使う工具の動力が今と比べて弱かった事で研磨技術が確立されておらずカットと研磨は同じ職人が兼務するケースが殆どでした。※蒸気機関や電力などで稼働させる場合も馬力が弱くなかな現在の様な強い力で鋸引き(ソーイング)したり研磨することは出来ませんでした。

そもそもダイヤモンドの原石の産出数が少なかったので、ダイヤモンドを仕上げる仕事の件数は少なく、カットとポリッシュの両方を担当するのが通常だったそうです。現在はポリッシュする職人とレーザーで作業する職人は使う技術もノウハウも全く別物ですので、別の人物が担当するケースが通常です。

しかもレーザーでダイヤモンドを切断する場合はカットに失敗するリスクは非常に少なく、安全にダイヤモンドを仕上げる事が出来る様になってきたのです。その効果は一目瞭然で1900年代にジョセフ・アッシャー氏がカットした世界最大のダイヤモンド原石カリナン(The Cullinan) は発見された当初3106カラットでしたがそこから研磨できるサイズまで【叩き割って】9つの大きな石と96個の小さなダイヤモンドにクリーピング(割られた)されました。そこから仕上がった最も大きなダイヤモンドはカリナン1の530.2ctでした。原石からの目減り率は実に83%と膨大でした。

これは近年、”最後のダイヤモンドカッター”と呼ばれる”ガビ・トルコフスキー氏”によって仕上げられたゴールデン・ジュビリーと比較すると、すごい差異です。ゴールデン・ジュビリーは発見された際の原石サイズが755カラット、しかしそこから仕上げられた研磨済みダイヤモンドのサイズは545.67カラットでした。レーザー技術の進化によって世界最大の研磨済みダイヤモンドの称号を獲得したのです。

もしもカリナンが産出した1900年当時にレーザー技術があったら、どんなサイズのどれほど美しいダイヤモンドがそこから削り出されていたのでしょうか?興味は尽きませんね!ダイヤモンドを仕上げる作業において重要な事は仕上です。ダイヤモンドを仕上げる、研磨する事をポリッシュと呼びますが、ダイヤモンドの研磨職人こそ、現在ダイヤモンドが美しく仕上がるかどうか?のカギを握る職人なのです。

現役のマスターカッター(ポリシャー)

他ブランドさんでもマスターカッター(ポリシャー)を指名しているブランドはあるとしても、現在も現役であることは稀のようです。それだけで無くアントワープブリリアントにはもっと特別な違いがあるのです。それはフィリッペンス・ベルト氏は主に2ct以下のダイヤモンド研磨において技術ノウハウ共に世界トップレベルだと言う事です。

ダイヤモンドは+10.8すなわち研磨済み5ct以上のダイヤモンドと、研磨済み2ctまでのダイヤモンド、そして2ct以下のダイヤモンドでは研磨のノウハウが大幅に違うのです。ダイヤモンドのエキスパートデビアスグループではダイヤモンド原石の仕分けデパートも原石サイズで2カラット以下、2カラット以上と5カラット以上と品質がどうであれダイヤモンドは産出した時のサイズでその後の流通ルートそのものが決定される仕組みになっているのです。その為、ダイヤモンド原石を加工するサイトホルダーも得意のサイズが2カラット以下、2カラット以上、5カラット以上と得意の範囲がそれぞれ決まっていて得意以外のダイヤモンドを加工しなくても良い様に業界の仕組みが組まれているのです。

通常ダイヤモンドカッターとして有名になる為には、10ct以上の100ct等の特別な原石から研磨する有名な大きなダイヤモンドを切断(カット)した実績などが重要です。前述の通り現行のシステムではカッターが所属するサイトがそうした大粒専門のサイトホルダーでないと歴史的なサイズを研磨する事は在りえません。大粒に特化したサイトホルダーにはジョセフ・アッシャー氏、ラザール・キャプラン氏等の様にクリーニング技術に秀でたカッターが在籍していました。カット職人として二人は有名ですが、研磨仕上げで有名な職人はベルト氏以外ではあまり名前を聞いた事は在りません。

大きなダイヤモンドのマスターカッターは原石の研磨依頼を受けると、何年もかかってダイヤモンド原石の中から最高の輝きを導き出すために日夜研究し考えてそれぞれのダイヤモンド原石に最適なカット・研磨の作業に入ります。世界に一つしかない大変貴重なダイヤモンド原石をカット研磨することは当代一の実力と見識がなければ出来ない事でしょう。

大きなサイズの(2ct以上の)ダイヤモンドは単純に”輝くこと”よりも”どんな輝き方をするのか?”が重要だといわれています。そのためラウンドブリリアント以外のプロポーションが主流となります。また輝きを最優先にラウンドブリリアントカットに研磨した場合には歩留まりが悪く同じカラット数に対して価格が割高になりすぎる事も原因のようです。研磨済み10ctを超える場合などは特にその傾向が強くなります。

100ct等の歴史的サイズのダイヤモンドは、その原石が産出した時にラージストーンのカッターとしての実力が最高潮に達していることがカッターに指名される要因となるでしょう。そうした名のあるダイヤモンドをカット・プランニングから実際に仕上げた功績をフィリッペンス・ベルト氏は持っていません。

また、この後も大きなサイズのダイヤモンド研磨を手掛けることは無いと思います。それはフィリッペンス・ベルト氏が2ct以下のダイヤモンドを専門に研磨する職人だからです。例えるならオリンピックの陸上競技で100mの選手がマラソンに出場しないのと同じです。それぞれ求められる技術やノウハウが異なるのです。

今まで有名になることが難しい小さいサイズ(2ct以下)のダイヤモンド研磨では世界的な名声を得ているフィリッペンス・ベルト氏。ですが、ラージストーンの研磨実績は無いので一般的にその名が知られることはありませんでした。しかしダイヤモンド研磨界の鬼才と呼ばれるベルト氏の研磨技術は実際に突出しており、そこには大きなダイヤモンドをカット・研磨するカッターには必要の無い繊細で特別な研磨の技術とノウハウがあるのです。
ベルト氏は2ct以下のサイズに特化した全く違う技術とノウハウをもった稀有な職人なのです。

ひとつひとつ原石に合わせて歩留まりを考えながら最適な形にカット・研磨する大きなダイヤモンドと、そこまで神経質に歩留まりを考えずにトリプルエクセレントを狙って美しい原石から出していく作業、両者には共通する部分もありつつ、一方で全く異なる技術とノウハウが必要なのです。
両者は似て非なるものなのです。

2ctを境に異なるダイヤモンド研磨のノウハウ

銀座でプロポーズダイヤモンドはBRIDGE

輝きはダイヤモンドを選ぶ際にとって最も重要な要素と言えるかもしれません。しかしそのカット・研磨のノウハウは2ct以上と以下では大きく異なる事をご存知でしょうか?
ダイヤモンドのカットで最も人気の高いラウンドブリリアントカットも2ct以上のサイズのダイヤモンドにはほとんど採用されません。
仮に5ctの研磨済みダイヤモンドルースが10個あるとするとラウンドブリリアントカットはその中で僅かに1~2個なのではないでしょうか?逆に0.5ctでは10個中7~8個はラウンドブリリアントカットのはずです。
カットしすぎる事で原石の歩留まりが悪くなってしまう事も一因ではあります。では何故ラウンドブリリアントカットに比べて光の利率は低下し輝きは落ちる他のファンシーシェイプを採用するのでしょうか?
その理由は、、、なんと大きなサイズのラウンドブリリアントカットは「輝きすぎるから!」
不思議に思われるかもしれませんがジュエリーデザイナーや多くの世界的ジュエラーの見解としても2ctを境にラウンドブリリアントはダイヤモンドのカット形状としては例外を除き一般的にはそぐわないと判断されているのです。

当然もう一方でラウンドブリリアントカットは原石から仕上がりまでに多くのカラットを削り落としてしまう、いわゆる歩留まりの悪いカットだと言う事も大きな原因の一つです。
そのため大粒のダイヤモンドのほとんどは産出した原石の形に添ってファンシーシェイプと呼ばれる変形型のシェイプに仕上げられます。
2ct以上のダイヤモンドの場合、ダイヤモンドの直径は8ミリを超えてもしかしたら1センチ(10ミリ)にも達します。この大きさでダイヤモンド内部に入射した全ての光を余すところなく反射させたのではギラギラしすぎて下品になると評価する専門家が多く、また実際に需要と供給のバランスにおいてもラウンドカットの需要がこのサイズではあまりなくなってしまうのです。
「光過ぎるのであれば光を抑えれば良い」となり、虹色の分散光を抑えて白い光を上品に反射させる事に注力したダイヤモンドや、ベースカラーを引き立たせるような虹色の輝きの中で”ある色”だけを重点的に反射するよう設計したダイヤモンドなど魅力的で個性的なダイヤモンドがたくさん揃うのがラージストーンの世界です。
世界一つだけの宝物は本当のダイヤモンドの世界と言えるのかもしれません。

ブリッジ銀座のアントワープブリリアントは輝きに特化したダイヤモンドブランド特別な研磨師フィリッペンスベルトを指名

それに対してフィリッペンス・ベルト氏は2ct以下、特に1ct以下の直径約6.5㎜よりも小さなダイヤモンドの専門家なのです。ダイヤモンドのファセット面に当たった光を余すところなく完全に反射させて、ダイヤモンド内部に入射した光、全色を失う事無く反射させることに全神経を集中していきます。

原石の発する「存在美」にこだわっています

原石という言葉は「磨けば光る」状態の事を言います。一口にダイヤモンドの原石と言っても様々な原石品質が有ります。アントワープブリリアントでは原石の品質をダイヤモンド選定において最も重要に考えています。私たちはフィリッペンス・ベルト氏の為に原石の段階で既に美しい上質なダイヤモンド原石のTOP0.96%を鉱山のあるボツワナの地で選びだします。

フィリッペンス・ベルト氏はその中からさらに自身で上位10%だけを厳選(10石あるとベルト氏が選び取るのはわずかに1石のみ)します。フィリッペンス・ベルト氏によって選定されるダイヤモンド原石はベルト氏の審美眼で最終選定されています。宝石の美しさは数値化できません。価格と希少性は国際的な評価基準4Cによって決められていますが、美しさは4Cでは判断できません。ダイヤモンドの美しさは原石の良し悪しと研磨者の腕前で決まると言われますが、BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでは原石の美しさを見抜く研磨者の審美眼を大切にしています。フィリッペンス・ベルト氏は「これは美しくなる原石なんだよ」と一言で表現していますが、仕上がったダイヤモンドは例外なく鮮やかな虹色で、ひときわ明るく、そして暖かい輝きを放つのです。それはもともと原石その物の持つ美しさを研磨者の技術で引き出して初めて発輝されるものなのです。
世界最高本質のボツワナ・ジュワネング産を中心にTOPTOPの0.096%を厳選しています。
⇒ダイヤモンドの原石について

選定の必要のない隠しきれない究極の美しさ

以上の選定方法で選びだされた原石は世界最高のダイヤモンド研磨師の手で最高グレードのカットトリプルエクセレントに仕上げられます。2ct以下のサイズの研磨ではフィリッペンス・ベルト氏は世界トップレベルの技術を持っています。
そうして仕上がったダイヤモンドは4Cグレードでは様々な等級に振り分けされますが、美しさはどれも最高に仕上げられています。ご予算に合わせてカラットサイズをお選びいただくだけで究極の美しさが手に入るのです。
ソーヤブル原石のダイヤモンドはもともと高品質で有る事だけでなく原石の持つ美しさをそのまま引き出せば究極の美しさに仕上がるのです。
※アントワープブリリアントではニアジェム・メイカブル原石から出現する4C高評価のダイヤモンドを取扱いません。

もしもご検討のダイヤモンドのサイズが2ct以下の場合はダイヤモンドのカット・研磨の技術・ノウハウにおいてアントワープブリリアントが展開する特別なダイヤモンドはお探しのダイヤモンドにピッタリ該当するのではないかと思います。この機会にぜひご検討いただければと思います。

フィリッペンスベルト氏はブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーの専属ダイヤモンド研磨師

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