BRIDGE ANTWERP > スタッフブログ > 新人T、BRIDGE銀座で見ることの出来る美しいダイヤモンドについて調べてみた。
銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

こんにちは。BRIDGE銀座ANTWERP BRILLIANT GALLERYの新人Tです。

京都・大阪・兵庫を中心にものすごい豪雨になっているようです。8日まで断続的にこの状態が続くようですので、くれぐれもお気を付けください。

最近本当に変な天気が続きますね。東京は今のところ大雨は大丈夫そうですが、あまり天気の良くない状態のようですので、天気予報のチェックはしばらく欠かせないです。

 

今回は原石を選ぶプロの目、そしてダイヤモンドを研磨する研磨の基本工程を説明させていただきます。

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表面が曇っていたり、コーティングされて内部が見えない原石は、まず表面にウィンドウと呼ばれる窓を開けて内部を観察し、インクルージョン(内包物)の影響を判断します。しかし、原石は購入してからでないとウィンドウを開けることができないので、推測するしかありません。原石を購入する際は、原産地ごとの特徴に精通していることが非常に大切です。熟練した原石のバイヤーは、内部が見えなくても、この産地のこういう原石はインクルージョンが多いか少ないかとか、磨くと色がよくなるとかならないとかを経験から体得し原石の品質を判断する感覚を持ち合わせているのです。

異なる産地から産出されるダイヤモンドは異なる特性を持っており、1つの産地のことだけを知っていても、それは次の成功には結び付きません。原石の世界では、経験に勝るものはないのです。

ダイヤモンドは原石を二つにカットし、そこから始まります。美しさが大切な原石は、こうやって仕上がっていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

図は、正八面体の原石が研磨済みのラウンドブリリアントカットダイヤモンドに仕上がるまでの主な過程をしめしたものです。

正八面体の原石はまず、ソーイングして二分されます。通常、このソーイングした面をテーブルとします。次に、ラウンドにするために角の部分を削り落とします。この“ブルーティング”の作業では、、回転軸の先端に固定したダイヤモンドを、もう1つのダイヤモンドで粗削りします。次に、ダイヤモンドパウダーとオイルを塗りこんだ研磨盤(スカイフ)での面付けが始まります。“ブロッキング”の工程では、基本となるファセット(面)が設けられ、上面(クラウン)と下面(パビリオン)の各8方向を正確に取っていきます。シングルカットはこの17面で完成です。ここでガードルの厚み、キュレットの有無と大きさが決まります。最後は“ブリリアンティアリング”で小さな面を加え、合計58面のラウンドブリリアントカットに仕上がります。近代の技術ではコンピューターが導入され、多くの作業が自動化されてきましたがどんなに技術が進んでも、ダイヤモンドはダイヤモンドによってしか磨くことはできないのです。

 

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さて、今回はダイヤモンドの原石の選定から、皆さんご存知のラウンドブリリアントカットが完成するまでの過程を書かせていただきました。

皆さまのダイヤモンド選びが、もっと楽しくなることをお祈りしております♪

 

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画像の出典:「ダイヤモンド―原石から装身具へ (著)諏訪恭一」

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