97面 アントワープブリリアントカットの特別な輝き
2019.04.24 UPANTWERP BRILLIANT CUTとは
BRIDGE銀座AntwerpBrilliantGALLERYで取扱うセンターダイヤモンドは全て『フィリッペンス・ベルト氏』の手で最終研磨を施したダイヤモンドです。
1990年ダイヤモンド研磨技術の新たなスタンダードを確立させた研磨の鬼才「フィリッペンス・ベルト氏」。その輝かしい経歴はこれまで彼が培ってきたダイヤモンド研磨にかける尽きない情熱と、あくなき探求心、そして仕上がりに対して妥協を許さない徹底的なこだわり、それを支える確かな技術力、天から与えられた特別な才能、すべてが揃って初めて成し得るものなのです。「AntwerpBrilliant Cut」とは、その世界最高の技術を持つマスタ―カッターであるフィリッペンス・ベルト氏が作り出したアントワープで生まれた完全にオリジナルで新しいカットのダイヤモンドです。
1. ダイヤモンド研磨のはじまりから今へ
2. ANTWERP BRILLIANT CUTの誕生
3. エクセレントカットをベースに開発
4. 通常の3倍のファセットから発揮される特別な輝き
5. デビアスグループの鑑定書でカット名として承認
1. ダイヤモンド研磨のはじまりから今へ
時は1447年、ブルゴーニュ公国(現在のベルギー・アントワープ)では、それまでとは明らかに違うレベルで「ダイヤモンドをダイヤモンドで磨く」革新的な研磨法が一人の研磨工「ルドウィック・ヴァン・ベルケム(Lodewyk van Berken)」の手で発見され話題となります。
当時のダイヤモンドはベルケム達の活躍により【割る・切る・磨く】が可能になり希少な宝石素材として注目を集めていました。それまで人類の歴史上もダイヤモンドは「どんなに権力の強い王様」にも、自在に加工することは出来ませんでした。無理に衝撃を加えれば思わぬ方向に砕けてしまうダイヤモンド、どうにも加工できない出来ない事から”征服されざる者”という言葉「アダマス」を語源に持つのです。
そんな超絶素材だったダイヤモンドを自在に磨く。世界で唯一の技術を確立し注目を集めたベルケムの下には様々な王族がダイヤモンド研磨のオファーを持ちかけ、ベルケムは長く活躍します。
そして、ベルケムの活躍から550余年・・・
そんなベルギー・アントワープのダイヤモンド研磨スピリッツを受け継ぐ数少ないダイヤモンドカッターの一人がフィリッペンス・ベルト氏なのです。
長きに渡り、進化を続けてきたダイヤモンド研磨の歴史の中で、1919年にマルセル・トルコフスキ-によって発表されたダイヤモンドの理想的な形は その後さまざまな科学者の手で少しずつ書き換えられて現在のエクセレントカットの基準値になりました。しかし、それを実際に研磨することは誰もできなかったのです。そんな中で1990年代のダイヤモンドのカットグレードにおいて「Very Good以上」が極端に難しいとされた時代、ベルト氏は90年代に次々とエクセレントカットを成功させ、現在のスタンダード化への大きな足掛かりとします。その働きはベルギーのダイヤモンド研磨技術と品質の高さを世界に印象付け、1993年には、エクセレントカットの人気を不動のものにした「ハート&キューピッド」の研磨も成功させます。
2. ANTWERP BRILLIANT CUTの誕生
1990年エクセレントカットの達成から23年・・・2013年ダイヤモンドの輝きのみを追い求める孤高の研磨師”フィリッペンス・ベルト氏”のアトリエで輝くことに特化したダイヤモンドが誕生しました。それはダイヤモンド研磨の聖地アントワープでの長年にわたるダイヤモンド研磨技術の積み重ねと研究により生まれた特別なダイヤモンドの輝き。その名は「ANTWERP BRILLIANT CUT アントワープブリリアントカット」
ダイヤモンド研磨の聖地アントワープの名前を冠したダイヤモンドは、計算しつくされた美しい97の面で構成され、あふれ出す光の輝きを生かす為に設計されたシンプルなクラウンと複雑にデザインされたパビリオンが醸し出す煌めきは特別なシンチレーションとディスパージョンを実現しています。正面から見て8角形(オクタゴン)に研磨されました。クラウン部分は通常のラウンドブリリアントカットと同様の仕上げでより奥の光を取り込むように研磨されています。
しかしパビリオン部分は通常のラウンドブリリアントカットの3倍の面数を持つ複雑なデザインになりました。これはダイヤモンド内部で反射する光をより細かくキラキラと反射させるための仕掛けです。ラウンドブリリアントカットのエクセレントカットをベースに設計されたアントワープブリリアントの煌めきは計算されつくしており、他のどのダイヤモンドをも違う特別な輝きを放つのです。
1919年にベルギーアントワープの数学者によって見つけ出されたダイヤモンドの光の屈折値によって導き出された最適なパビリオン角度をそのままに継承するアントワープブリリアントカットは光の利率が高くファンシーシェイプでありながら最高の輝きを発揮できるのです。
3. エクセレントカットをベースに開発
97面のアントワープブリリアントカットのダイアモンドはエクセレントカットをもとに設計されています。
1919年にマルセル・トルコフスキ-によって発表されたダイヤモンドの理想的な形は その後さまざまな科学者の手で少しずつ書き換えられて現在のエクセレントカットの基準値になりました。エクセレントカットを最も得意とするフィリッペンス・ベルト氏はクラウンから入射した光を余すところなく反射するエクセレントカットの形状を生かして新しい輝きを作り出しました。フェイスアップではラウンドではなく八角形(オクタゴン)シェイプに。
しかもファセットの配列はラウンドブリリアントカットそのままに 形状だけを変化させています。ラウンドブリリアントカット理論でも重要だったパビリオンの角度は光を最も跳ね返すエクセレントの考え方を踏襲しつつラウンドブリリアントカットの3倍ものファセットを研磨していきます。 ダイヤモンドの小さなパビリオンの中に展開される究極の対称美はフィリッペンス・ベルト氏だけが表現できる究極の世界なのです。
アントワープブリリアントカットはブリリアンシー(光のモザイク)が均等に広がりダイヤモンド中心部のファイヤーが特に強く出るように計算して研磨されています。その輝きの基本はエクセレントカットのダイヤモンドを基に設計されたプロポーションにあるのです。
」
4. 通常の3倍のファセットから発揮される特別なブリリアンス
アントワープブリリアントカットのダイヤモンドはハートアンドキューピッドスコープでのぞき込むと光のモザイク模様が全体に満遍なく広がります。実際のダイヤモンドも明るくキラキラしていますが、これは内部で反射した光がダイヤモンド全体から反射しているという事です。小さな光も逃さず輝く、それがアントワープブリリアントカットなのです。
輝きのモザイクにぬけがなく光が跳ね返るのでアントワープブリリアントのダイヤモンドはカラーグレード以上に白く見えます。同サイズのラウンドブリリアントカット(トリプルエクセレント)と比較した場合、明らかに白い光のモザイクが多く飛びます。
強くギラギラしたラウンドブリリアントの様な力強い虹色の輝きではなく、白く凛とした優しい光がダイヤモンド全体から発揮されます。
シンプルな設計のクラウン部分からは想像できないような繊細な光のモザイクがあふれます。カットの良いダイヤモンドはカラーグレードが正面から見て判断が付きにくいものですが、アントワープブリリアントカットのダイヤモンドもその高い光の利率により白く凛とした輝きを放つのです。シンプルな設計のクラウン部分からは想像できないような繊細な光のモザイクがあふれます。これらは通常の3倍もの面数で研磨されるパビリオン部分でより微細な光のスペクトルとなり、その輝きが響き合うことで凛とした白い輝きが発揮されるのです。
5. デビアスグループの鑑定書にはカット名として認められています
通常ダイヤモンドの鑑定書ではカットグレードはラウンドブリリアントカットのみが評価対象となります。しかも様々なカットがありますがそのほとんどが外観の見た目をそのままカット形状として記載されています。しかしアントワープブリリアントはデビアスグループ鑑定鑑別機関IIDGRに特別に認められてカット名がグレードの脇に記載される特別な形状なのです。
本日のブログ、いかがでしたでしょうか?
58面のラウンドブリリアントカットと97面のアントワープブリリアントカットを並べてみると研磨面の繊細さがよくわかります。輝く変形カットでラウンドブリリアントに代わる新しいダイヤモンドのスタンダードとして提案されている97面アントワープブリリアントカットの特別な輝きを店頭で是非確かめにいらしてくださいね!
素敵なお二人のお越しをお待ちしております♡
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真珠のネックレスについて
2019.04.22 UP『嫁入り道具』という言葉は聞いたことありますか??これは、女性が結婚するときにその後の結婚生活で困らないように、女性の親や女性自身が準備して持って行く家財道具のことを言います。昔は「女性の結婚=男性側の家に嫁として入ること」として、結婚を「嫁入り」と呼んでいたことからこの呼び名になったそうなんです。
昔は『嫁入り道具』を婚約の儀式である結納のときに、男性側から女性側に渡される「結納金」を使って準備することが多かったそう。それもそのはず、もともとの結納金の意味が「女性が嫁入りの準備をするためのお金」だからなんです。
ただ、現代では結納を行なわない場合もあり、たとえ結納をしても両家で話し合って「結納金はなし」とする場合もあります。なので「嫁入り道具は何も用意しなかった」という人も増えているみたいです。そして昔と違い住宅の広さやライフスタイルも変わった現代で、嫁入り道具(今で言う結婚準備品)はどんなものがあるのかご紹介いたします!
最近人気なのは、家電・家具・寝具みたいですね。結婚をして一緒に生活するのに最低限、必要な物が人気のようです。この3つは、生活するのに必ず必要になるので大事ですよね♪そして、この他にもう一つ大事なものがあります。それが真珠(パール)なんです!!
なぜ?と思う方も多いかと思います。実は真珠のネックレスは冠婚葬祭の時に必ずと言っていいほど必要になるものなんです。真珠のネックレスは今すぐじゃなくても・・・と思っている方がいるかと思いますが実は、バージンロードを歩くときにも着けることができるネックレスなんですよ^^ 世界でたった一度だけの記念すべき日に、ご自身のネックレスを着けることが出来るなんて嬉しいですよね!
それに、いざ必要になった時でいいかな。って思っている方、実際急に必要になった時にご用意されたものは選ぶ時間が少ないので、結構高い金額にもかかわらず経年劣化が早かったりするものもあるんです・・・
なので、是非このタイミングでいいものを見ていただき、お持ちいただきたいなと思い今回ご紹介させていただきます!!
BRIDGE銀座店で扱っている真珠は【花珠真珠】です。真珠にもグレードがあり、その全てが最高品質(トップグレード)のものを【花珠真珠】と呼んでいます。
ご主人様から奥様へ送っていただいたダイヤモンドにも4Cというグレードがありますよね?
それと同じように、真珠にもグレードを表すものがあるんです。それがこちら!
《①色 ②サイズ ③傷 ④巻き厚 ⑤照り ⑥形 ⑦連相》
ダイヤモンドと違って7つも項目があり、どういう内容なのかをひとつひとつご案内いたします。
真珠の品質基準
①色
実は、真珠の色にはさまざまな色があります。一概にどの色が高品質であるとは言いきれませんが、一般的にお客様からよくお聞きする色はピンク系・・・。しかしこの場合の真珠のピンク色は真珠についている色目の事ではありません。現在真珠は、調色処理が合法的に認められているので(エンハンスメントの範囲内)水揚げしたあと脱色して、白くした後に赤い染料で染めていきます。この時の赤い染料の色が濃すぎる物は、脱色や着色処理の影響で経年変化も早く、色が比較的すぐに悪くなるので、購入する際は細心注意が必要です。
1番最初にお持ちになる場合は、純白のホワイトがおすすめです。また真珠の表面には干渉色という真珠層の赤と緑の2色が見えます。この2つの色がバランスよく、純白ホワイト系の上で混ざり合って見える色「ピンキッシュグリーン」こそアコヤ真珠の最高色です。
②サイズ
ここで言うサイズは、真珠1珠の大きさです。サイズは真珠を選ぶ際にとても大切な要素です!アコヤ貝から取れる本真珠は直径が10.0mm位までしか産出していません。特に直径8.0mm以上は希少性が高くなります。ご自身の(お使いになる方)の胸元の感じを実際に店頭で見てお選びになるとより分かりやすいかと思います。大きすぎても、小さすぎてよくないので、ご自分の背丈や雰囲気に合う物をお選びください。選ばれる際に、礼服やドレスと合わせてみるのもわかりやすくてお勧めです。8.0mmUPの希少性が上がっている主な理由としては、近年の海水汚染や海水温度の上昇などで元気なアコヤ貝の養殖が難しくなっている為などがあるそうです。
因みに、小さいサイズだと少しカジュアルすぎてしまうので、初めて持たれるなら一般的なサイズの、首元が7・5mmでトップが8.0mmの大きさのものをお持ちいただくのがベストだと思います^^
③傷
天然の真珠は必ず巻いた”まだら”や、異物を吸い込んだ時にできる「えくぼ」と呼ばれる傷の様なものがあります。なので購入時に目立つ傷のある物は避けたほうがいいです。しかし真珠のネックレスは1珠に2つの穴を穿ってネックレスにしますので、そのような傷の部分は穴を穿って目立たなくしてあります。それでも傷の目立つ物は避けた方がいいという事です。
④巻き厚
真珠には1層1層薄い膜が巻き付いています。その真珠層は1つが約0.2ミクロンというシャボン玉のようなすごく薄い膜でできています。その真珠層が2000回くらい重なると真珠層の厚さは0.4mm程度まで厚くなります。真珠層の厚さが0.4mm以上は「厚巻」と呼ばれています。約18カ月程度、海の中でアコヤ貝に真珠を巻かせますが、この期間が長ければ長いほど巻は厚く、しっかりしてきます。この巻き厚は、耐久性にも影響してくるので大切なポイントです!花珠は巻き厚が最低0.4mm以上の物だけを言います。
巻き圧がしっかりしていると、経年劣化などで真珠層がはがれてしまったりすることはありません。
⑤照り
”照り”とは真珠の光沢をいいます。この照りについての説明が一番難しいのですが・・・
分解すると2つの光で照りがなっているようです。ひとつはいわゆる「表面光沢」。髪の毛でいうところの「キューティクル」です。色の所で書いた通りに、真珠は脱色処理の段階で過度に脱色された物はたんぱく質が抜けてしまって、キューティクルが失われてしまいます。つやつやした表面光沢は真珠の大切な要素です!もうひとつが真珠内部で反射した光です。この光は先ほど巻き厚で説明した各真珠層でそれぞれ跳ね返ってくる光の事を指します。波長の違う光が真珠表面部分で光の干渉を起こす事から干渉色と呼ばれているんです。最初にお話した2つの光で構成されているというのは、この表面光沢と真珠内部から跳ね返ってくる光が混ざり合って照りとなります。
⑥形
通常はラウンド(まる)が高品質とされています。特にネックレスの場合は真円に近い形が連続する事で美しさがより引き出されるからです。このほかにセミラウンド・セミバロック・バロックなど変形したものもあり、まる以外の形は希少性から高く評価されることがあります。
⑦連相
ネックレスの場合一つ一つの真珠の品質がそろっている事も重要です。永くお使いいただく物なので、色や形、特に照りがそろっている事は言うまでもありません。全体のバランスは真珠ネックレスの命です!ネックレス一本は大体50粒くらいの真珠の珠で出来ていますが、その中でこの珠はまだまだ美しいけど、この珠はすでにキューティクルが失われている・・・となっては、せっかくのネックレスが台無しです。お求めになる際に全体を見ていただいて、ある一珠だけ特別美しい珠が混ざっていたり、その逆にこの珠はあんまり綺麗ではない等、見てわかる様なものは避けた方がいいでしょう。
ネックレスをまっすぐ一列にしてみた時に、グラデーションがキレイに出ているものがおススメです!
つまり、花珠真珠とは以上の7項目が最高グレードの真珠の事を言います。その昔、真珠養殖の職人の間で『むき落としの花珠』と、呼ばれたのがきっかけでこの名前が付いたそうなんです!(貝から出した時点ですでに綺麗で宝石品質の物)実は真珠は人類がはじめに手にした宝石では無いのか?と言われています、貝の中にできるので海の近くで生活する人にとっては比較的なじみの有る宝石だったと推測される為です、よく海賊の宝箱からもはみ出している絵を見ますが、世界中の人が綺麗と感じる普遍性をもつ「いにしえ」の宝石でバージンロードを歩いてみてはいかがでしょうか?真珠は一生モノなのでお選びになる際は花珠真珠をお求めになる事をお勧めします。
真珠のネックレスは、ご自身の結婚式でもお使いいただけるものですし、ご結婚された方はこれから装いの部分で必ず必要となってくるアイテムです。フェイクパールしか持っていないや、結婚を機にちゃんとしたものを持ちたい。などございましたら、ぜひ当店BRIDGE銀座店へお越しください♪
また、お母様から譲り受けたものがある。という方には、ぜひ一度お持ちいただき無料点検をさせてください!真珠のネックレスは、使う人の首回りに合ったサイズが重要ですので、譲り受けたなどの場合は一度ご来店いただき、お客様の首回りに合ったサイズで調整いたします。また、経年劣化による色落ちやワイヤー・絹糸の交換が必要であれば、別途お見積りをだしてご案内させていただきます。お気軽にお問い合わせください。
さて、本日のブログはいかがでしたでしょうか?真珠のネックレスの必要性や花珠真珠についてや、メンテナンスなどをご紹介しました。BRIDGE銀座で扱っている真珠のネックレスはこちらです。
・7.5mm~8.0mm 花珠真珠 233,280円(税込・イヤリング or ピアス加工代含む)
・8.0mm~8.5mm 花珠真珠 410,400円(税込・イヤリング or ピアス加工代含む)
どちらも1点しかないので、気になった方はお早めにお越しくださいませ。
指輪の仕上げの種類について
2019.04.15 UP今回は、指輪の表面加工(仕上げ)についてご案内いたします。BRIDGE銀座では、お客様のご希望により表面加工を施すことが出来ます。素材はPT950、PT900、YG・PG・WG750どの素材でも選んで頂けます!艶消しのマットだったり、アンティーク技法のミルグレインだったり様々あるので今回は、細かくご紹介していきますね♪
①グロス(艶)仕上げ
②艶消し・・ヘアーラインマット
③艶消し・・ダイヤモンドバーマット/セラミックバーマット
④艶消し・・マット仕上げ(ホーニングマット)
⑤ミルグレイン
⑥ハンマー仕上げ(槌目)
①グロス仕上げ
最も一般的な仕上げ方法で、金属表面をピカピカに仕上げツヤを出します。物が映り込むほど磨き仕上げるので「鏡面仕上げ」とも呼ばれています。プラチナ等の貴金属では一番一般的な仕上げかもしれませんね。実は女性用のリングでは一番人気の仕上げなんです!BRIDGEでもほとんどの女性用リングと婚約指輪(エンゲージリング)ではこの仕上げを採用しています。また、BRIDGEではプラチナの表面のキメが綺麗に出る様にプラチナ950にルテニウム、パラジウムを独自の配合で特殊に配合して使用しています。
この仕上げの美しさがわかる指輪がこちら!
“Evening Star” Solitaire Diamond Ring Set
”一番星”宵の明星をデザインしたシンプルなエンゲージメントリングです。まっすぐな思いを一番星の輝きに託して・・・。。夕方、太陽が沈んだ後に西の空に明るく輝く一番星。美と愛の女神ヴィーナスに守られた強い輝きは二人を照らします。
奥様用、ご主人様用ともにグロス仕上げで、滑らかな触り心地をぜひ体感していただきたいです!シンプルで幅もあり、着けていただくとカッコいい印象です。
②艶消し・・ヘアーラインマット
ヘアーライン仕上げは細い線状の”荒らし”を金属表面に付けていく仕上げです。曲面に施すよりも平面の方がシャープな印象となります。スッキリとしたカッコイイ印象になるので、男性に人気の仕上げ法です。男性用の腕時計に多いツートン仕上げは、ほぼほぼこのヘアーライン仕上げが採用されています!
この仕上げがよりわかるデザインはこちら!
Sunset Beach
煌く水面:いつまでも寄り添う二人 煌めく黄昏に包まれて
夕日の名所は恋人を繋ぎます。ゆっくりと沈みゆく太陽の一瞬の美しさはいつまでも2人を包みこみます。水平線一杯に伸びる夕日の煌きをダイヤモンドラインに、夕日はその美しい一瞬を迎える為にあり、同時に明日への活力となる光です。一度しかない人生です。今という大事な瞬間を精一杯に感じて楽しめるお二人に そんな思いを込めました。
この指輪は、名前の通りサンセットの美しい風景をデザインした指輪です。男性のヘアーラインマット部分は海と水平線の境界をイメージしていて、上下あるグロス部分は夕日が水面にうつり反射している様子を表しています。平打ちデザインなので、指に着けていただいた時に他の指に当たるなどのストレスがなく、また指に当たる内側の部分は熟練の職人が丁寧に研磨しているのでとても着け心地がいいのも特徴です♪
③艶消し・・ダイヤモンドバーマット/セラミックバーマット
この艶消しは、BRIDGE銀座店 限定の艶消し加工なんです。小さく砕いたセラミックや小さな工業用ダイヤモンドの粉で荒く磨き上げる方法で、ヘアーラインよりもさらに強い(艶消しがしっかりと感じられる)印象の仕上げで男性に人気です。
この仕上げの美しさがよりわかる指輪がこちら!
Bond Forever
幾重にも重ねた僕らの想いは 強く結ばれ永遠に
吊り橋や海峡の大橋を支えるロープやワイヤーをモチーフにしています。険しい環境でも“人と人”や“大地と大地”をつなぐ綱を表しています。
日本では古来より縄を編んで綱を造る事を自然界の産物を納めて道具に変える神聖なものとしていました。自然界の神『壱百八の神』を納めることに用いられていたり縄によって神聖な場所を区別しことから(注連縄など)ふたりの想いを守る永遠の絆としてリングを表現しました。絡み合って支える絆のロープは幾重にも重なる事で、しなやかさと強さが同居し強く強く結ばれる。
この指輪は、全周デザインで1週ぐるっと回しても同じデザインが続いている指輪です。全周デザインは、作成にとても手間がかかるのでサイズごとの型がないと作成できないデザインなんです。しかし当店BRIDGE銀座店は、全種類の指輪をイチから作成しているのでこのデザインで作成できます。
幅感もあり、綱の立体モチーフでボリューム感もあるカッコイイ指輪なのでぜひ一度お越しいただいてみていただきたいです!!
④艶消し・・マット仕上げ(ホーニングマット)
ホーニングマットとも呼ばれる仕上げは、小さな粒子を吹き付けて細かな跡を金属表面に付けていく加工です。細かな跡を付けることで、やわらかな仕上げになり、金属表面で乱反射した光が優しい印象になる仕上げです。”フワッ”とした特徴ある優しい光が出るので、女性用のリング(結婚指輪の一部や全体的の仕上げ)の艶消し法としても人気が有ります。
この仕上げがよりわかるデザインがこちら!
form of happiness
重なり合って行こう もっと素晴らしい二人を探して
完全な真円が重なり合って出来る楕円形を、これから重なり合って人生を歩む二人に重ねて表現しています。二つの完全な個性『真円』が重なり合う事で生まれる新しい形が楕円です。楕円形はそれぞれの面から見た時にそれぞれに重り合って共有している部分と一人の人間としての個性を有する部分とから成っています、まさに結婚のイメージにぴったりです。
『幸せのカタチ』の断面は美しい楕円型で指馴染みがとても良く長く楽しんでいただける形です、金属を贅沢に付目方たっぷりに使用していますのでしっかりした質感で本物のコンサバティブタイプのマリッジリングです。
この指輪は、シンプルで王道なストレートデザイン。しっかりとしたボリュームもありながら滑らかな着け心地。普段、アクセサリーを着けない男性に特にみて欲しい指輪です!ゴールドのホーニングマットは、いやらしいツヤ感がなく、けどイエローゴールドの華やかさを保ちつつツヤを抑えることで上品な輝きになっています。女性用ではアンティーク調が好きな方にオススメです♡
⑤ミルグレイン
ミルグレインは多くのアンティークジュエリー等に使われている貴金属細工技法です。英語でMilgrain(Millgrain)と書きますがこれはフランス語でMil(千)のGrain(粒)という意味で、Milはミリメートルとかミリリットル(1000分の1)など実は身近な言葉なんです^^
一方Millは粉砕する等の意味なので粉砕されたような小さい粒とも取れます。千の小さな粒が連続する事から「子宝や長寿」等を願う意味で結婚指輪にも多く用いられる人気の技法です。
アール・デコの装飾美術に多く見られる”ミルグレイン”
ミルグレインは1900年頃開発され1925年のフランスのパリ万博で注目されたアール・デコ調の装飾様式で職人の間では「French-milgrain(フレンチミルグレイン)」と呼ばれています。そんなミル打ち等のアール・デコですが、そのルーツはキュビズムやバウハウス、アステカ文明、更には紀元前の日本や中国からもインスパイアを受けていると言われているんです!
アジアからのインスパイアが気になって調べたところ、秦の始皇帝や縄文文化などなかなかに興味深いです。特に中国のイヤリングはそのルーツとして最古でした。古のアジアンテイストをヨーロッパアンティークに仕上げたミルグレインが何世紀もを経て世界中で人気を博すというのは、ジュエリー文化の奥深さを感じますよね~。まさに現代美術と古代美術の融合が、ミルグレインのジュエリーで感じていただけるのではないでしょうか。
ミルグレインが美しい指輪はこちら!
Rice Shower
未来のすべてを 受け止めよう ずっと二人で
ミルグレインのミルは千(1000)の意味、ミルグレインの結婚指輪を祝福のライスシャワーにたとえてデザインしました。1,000粒の水滴が織り成す虹の彩は無限の可能性に満ちた未来の二人の象徴。結婚式のセレモニーでもある祝福のライスシャワー、ライスシャワーは豊潤な恵みと繁栄の象徴とされています。お二人のこれからの人生が豊かさと繁栄に恵まれることを願って。
この指輪は、鍛造技法で造られていてミルグレインを施していますので、長期使用によってミルが消えてきたりダレたりしません。長く安心してお使いいただけるリングです。
次にオススメの指輪がこちら!
“D-Line Star Classic” Millgrain Diamond Line Ring Set
Crown&Tiara
不落の橋に かざらない想いを託して
御影石でつくられた国の重要文化財「萬代橋」がモチーフ、5連アーチの眼鏡橋をそのままデザインしてあります。リングを置くと正に萬代橋の形になるファン垂涎の逸品です。デザインがリングを全周していつまでも終わりなく続くエタニティ(永遠)タイプの本格マリッジリングです。
大粒のミルグレインが可愛らしいデザインに力強さを与え可愛い外観の中に”不落の橋”の威厳を少しプラスしてくれていますね。
【様々な技法、様々なサイズで施されるミルグレイン】
ミルグレインはミルを打つタガネ(鏨)やミルホイールという彫刻職人専用の工具を使います。工具種類と鏨(たがね)のサイズで大きな粒から細かな粒まで様々な方法で様々なサイスのミルグレインを施す事が出来るのですが、中には厳密には粒ではなく”小さな尖り”だったり粒を残しているというよりも”ギザ10”のようなギザギザ模様を付けているデザインもありますので、自分好みのデザイン探しをするのもいいかもしれませんね♪
BRIDGE銀座には、様々な大きさ・デザインのミルグレインを施した指輪を多数、取り揃えております(*^^*)
⑥ハンマー仕上げ(槌目)
金属の表面をハンマーで叩き、細かな凹凸を付けた仕上げ方法。一見シンプルに見えますが、ひとつひとつの面に光りが反射しオシャレなデザインです。
この仕上げがよりわかる指輪がこちら!
PERFECT REFLECTION
気まぐれな偶然が僕らにくれた 幸せの贈り物
春の風、時折強く時折優しく、凪の微風に揺れて煌めく水面をデザインしました。さまざまな経緯で出会った運命の二人は、一見偶然のようでありながら実は全の出来事が出会いの為の“必然”だったのかも!?そんな幸せな偶然を春の風に揺れる水面に重ねて表現しました。アトランダムな美しい反射模様は正に必然美。偶然のように出会って今ここに居る、必然なお二人にぴったり。
ハンマーで打ったような仕上げは、カッコイイ印象になると同時に風のせせらぎで水面が揺れているような、一瞬の美しさを感じられるとてもオシャレな仕上げです。シンプルなデザインが好きだけど、何か少し特徴が欲しい・・と思っている方にオススメです!
さて、本日のブログはいかがでしたでしょうか?このように、BRIDGE銀座では多数の表面仕上げの種類がありますので、きっとお客様好みの指輪探しのお手伝いができるのではないかと思っています。
少しでも気になるデザイン、加工などありましたらお気軽にお店にお立ち寄りください。専門のスタッフが丁寧にご案内いたします。
高品質ダイやモンドの証 Heart & Cupid (ハートアンドキューピッド)
2019.04.10 UP
エンゲージメント用のダイヤモンドでとても人気の高いラウンドブリリアントカット、その中でダイヤモンドの対称性が一定以上のレベルで仕上げられている高品質ダイヤモンドには特殊な模様”ハートアンドキューピッド”(H&C)が出現します。
これは、アントワープブリリアントの専属研磨師「フィリッペンス・ベルト氏」らの手で1993年に開発され高いダイヤモンドの研磨技術が求められる研磨方法で研磨されたダイヤモンドに見える光の模様で、ラウンドブリリアントカットのダイヤモンドをパビリオン側から専用のスコープでのぞき込むと8個のハートマーク、テーブル側からのぞき込むと8本のアローパターンが確認することができます。
ハートアンドキューピッドは、プロポーションとシンメトリーの優れたダイヤモンドに出現する模様です。ダイヤモンドのクラウン部分とパビリオン部分のガードルを挟んだファセット稜線の一致や連続性など特に仕上げの問題でその良し悪しが決まるのです。研磨職人の腕前という意味では研磨の各ファセットの角度調整や先端の一致など細部の細かな調整が重要な要素であるハート&キューピッドパターンを狙って出す事こそ高い研磨技術が要求さる職人の世界と言えるのかもしれません。
その幻想的で美しいパターンは、見る人をくぎ付けにし、思わず「わぁ~♡」と声が出てしまうほど^^
今回は、そんなハート&キューピッドについてご紹介したいと思います。
1.恋のキューピッドに射抜かれた8個のハート
2.開発者は「フィリッペンス・ベルト氏」
3.ベルト氏は2ct以下のダイヤモンド専門の研磨師
1.恋のキューピッドに射抜かれた8個のハート
H&Cは1990年に誕生したエクセレントカットのダイヤモンドを数多く検査していく中で偶然発見された模様で、ダイヤモンドに優れた研磨技術を施して初めて出現する模様。H&Cはそれまで研磨の世界で誰も気に留めていなかったガードルを挟んだクラウンとパビリオンファセットの連続性を重視した研磨法から発見されました。そして正確無比な各ファセットエッジの対象と合同、まさに研磨職人の技術の結晶なのです。BRIDGE銀座のダイヤモンドはハート&キューピッドの開発者自身が手掛けた高品質ダイヤモンドなのです。
ハートアンドキューピッドのダイヤモンドを中央宝石研究所で鑑定した場合は専用のレポートが添付されます。一生の思い出の品物に恋のキューピッドが射止めたハートが隠されているなんてとってもロマンチックですね!
※IIDGR鑑定書には添付されませんのでご希望により取得いたします(料金別途)
2.開発者は「フィリッペンス・ベルト氏」
アントワープブリリアントの専属研磨氏達のチームです。1990年にエクセレントカット1993年にハートアンドキューピッドを立て続けに達成したダイヤモンド研磨界の天才「フィリッペンス・ベルト氏」その後ベルト氏は世界を技術指導して周り、エクセレントカットはダイヤモンド業界のスタンダードへと成長して行きました。
1919年にダイヤモンドデザインの中で発表されたトルコフスキー案の図面にはパビリオンファセットやクラウンファセットの一致などの条件はなかったため、(そもそもスターファセットやベゼルファセットの役割については、あまり触れられておらず、不完全な理論だったが光の反射という光学的な発表はダイヤモンドの輝きを考えるうえで当時としては非常に重要だった。)それまで誰もダイヤモンドの対称性やクラウン部分とパビリオン部分のガードルを挟んだファセット稜線の一致や連続性などに気を留めていなかったのです。
現在も現役でダイヤモンド研磨に携わるベルト氏、開発者本人の研磨したハートアンドキューピッドは至高の仕上がりで見る者を魅了し続けています。記念のダイヤモンドなるにふさわしい品質を持つブローチのダイヤモンド、お二人の記念にピッタリの逸品と言えます。ぜひ店頭でその輝きをお確かめください。
※フィリッペンス・ベルト氏の開発したハートと矢模様のモザイクパターンは当初別の名前で呼ばれていましたが、現在は商標の問題でハートアンドキューピッドと呼びます。ハートアンドキューピッドは中央宝石研究所の登録商標です。
※優れた研磨技術の結晶であり、愛の逸話をいくつも持つハートアンドキューピッドパターンですが、ダイヤモンドのカットグレードの内シンメトリー(対称性)が特に優れていれば、G.I.A.カットグレードがエクセレント以下のベリーグットでも、クラウンとパビリオンのファセットの先端が一致している事や、複数存在する同種のファセットの形が合同一致している状況であれば実はハートアンドキューピッドパターンは出現することが分かっています。
3.ベルト氏は2ct以下のダイヤモンド専門の研磨師
ダイヤモンドは10ct以上、5ct以上、2ct以上、2ct以下で研磨のノウハウが大きく変わります。ダイヤモンドの輝きは他の宝石とは異なり強く特殊な為、サイズによって輝かせ方や光らせ方、光の取り扱いを考える必要があるからなのです。フィリッペンス・ベルト氏は2ct以下、中でも特に1ct以下のダイヤモンドの研磨が専門です。ベルト氏の専門とするサイズのダイヤモンド2ct以下、特に1ct以下のサイズでは光の調節は不要です。大粒のダイヤモンドで有効な虹色だけを引き出したり、白い色だけを際立たせる引き算のノウハウは2ct以下のダイヤモンドには似合わないのです。
1ct以下のダイヤモンドでは、すべての光を余すところなく完全に輝かせる事が求められる為、ベルト氏はダイヤモンド表面に当たって跳ね返る「ホワイトライト」や「シンチレーション」と呼ばれる星のきらめきの様な白い光、石内部に入射して分解される虹色の光「ディスパージョン」、そして全体の輝き「ブリリアンス」が、それぞれ最高に発揮される様に1つ1つのダイヤモンド原石と向き合って研磨していきます。アントワープブリリアントで拘っているのは、それら3つの輝きが最高に揃った時に発輝されるファイヤーです。一部のダイヤモンドメーカーでもファイヤーについて数値化したり研究したりする動きが出てきていますがBRIDGE銀座では早くからダイヤモンドと言う宝石の持つ特性を理解しファイヤーを放つダイヤモンドを追いかけてきたのです。
これは是非とも店頭でご確認いただきたいのですが、BRIDGE銀座で展開するアントワープブリリアントのダイヤモンドは表面の空気が超高温で蜃気楼のように揺らめいて見えるようなファイヤー(輝き)を発揮するダイヤモンドを選定しています。大切な想いを込めて贈る(贈られる)最高のダイヤモンドに想いを込めてみてはいかがでしょうか^^
本日のブログはいかがでしたでしょうか?
最高の原石を最高の研磨者が仕上げる。その美しさは究極的です。キューピッドのハートの矢で射止められたお二人にぴったりのハート&キューピッドパターン♡
とてもロマンチックですよね!そして、発輝されるブリリアンスとファイヤーをぜひ店頭でご確認くださいませ。
素敵なお二人のお越しをスタッフ一同、こころよりお待ちしています。
PR◇ブライダルリングの専門店「ブリッジ銀座」
東京銀座の結婚指輪婚約指輪の専門店BRIDGE銀座、私たちはサプライズプロポーズを応援しています!
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紛争ダイヤについて
2019.04.8 UP当店BRIDGE銀座店が扱っているダイヤモンドは、全て紛争ダイヤモンドではありません。そもそも、『紛争ダイヤモンド』って何だろう・・・と思いますよね?今回はそこのご案内をいたします。
①紛争ダイヤとは?
②キンバリープロセスとは?
③ガードル・インスクリプションナンバーとは?
①紛争ダイヤとは?
紛争ダイヤモンドとはダイヤモンド産出国が紛争地域である場合に、紛争を起こしている当事者の資金源に成っているダイヤモンドを指します。2006年にレオナルド・ディカプリオが主演を務め、紛争ダイヤモンドを題材にした映画「ブラッド・ダイヤモンド」が上映されるなど社会的にも注目を集めてました。この作品ではアフリカのシエラレオネ共和国での内戦(1991年 – 2002年)での、「ブラッド・ ダイヤモンド」(紛争の資金調達のため不法に取引されるダイヤモンド、いわゆる紛争ダイヤモンド)を取り上げていました。主演がレオナルド・ディカプリオだったのでご覧になった方も多かったのではないかと思います。
ダイヤモンドは国際市場で高値で取引され、しかも産出国にとっては貴重な外貨獲得資源とされています。しかし、その産出国が内戦など紛争地域の場合、その国は輸出したダイヤモンドなどの宝石類で得た外貨を武器の購入に充てるため、内戦が長期化および深刻化することになります。とくに、反政府組織はこれら鉱物資源による外貨獲得と、それによる武器購入を広く行っているのです。その際には、無辜(むこ)の人々を採掘に苦役させることから人道上も大きな問題があります。
これら内戦の早期終結を実現するには、内戦当事国の外貨獲得手段を奪うのが有力な手立てで、国際社会全体でそれに取り組むべきだとされています。内戦当事国に外貨が流れ込まないようにするために、内戦国から産出するダイヤモンドなどを「紛争ダイヤモンド」(いわゆるブラッドダイヤモンド ”blood diamond”)と定義することで、関係業界はそれらを取引の対象外にすることが求められていたことから、2003年に国際連合によって「紛争ダイヤモンド」に対して「キンバリープロセス」(Kimberley Process Certification Scheme)と「システム オブ ワランティー」(System of Warranties Statement)が制定されました。
2018年11月現在、世界82カ国が参加しています。ブリッジ銀座では紛争と関係のないダイヤモンドのみを取り扱ており、独自の証明書を発行しています。
紛争(コンフリクト)無関係(フリー)ダイヤモンドやエシカルダイヤモンドと呼ばれます。
②キンバリープロセスとは?
“ダイヤモンドの職人が正当な政府を弱体化しようとしている反政府の動きと、その同盟国によって暴力に融資されていないことを確認する制度”です。この制度は紛争の資金源になっているダイヤモンドの不正取引を阻止し、安全で安心な取引を実現するダイヤモンド原石国際認証制度なのです。ダイヤモンドを紛争に資金を提供する可能性を減らす事を目的にキンバリー・プロセスに参入した国にダイヤモンド原石を取引する際、原産地証明書(キンバリー・プロセス証明書)の添付を義務付ける制度である。同時にそれまで実現しなかったダイヤモンドのトレサビリティを明確にし、産地証明ができるダイヤモンドが市場に登場するきっかけともなりました。日本では2003年よりこの制度が導入されており輸出入ともに、政府が発行するキンバリープロセス証明書が必要となります。
BRIDGE銀座が扱っているダイヤモンドは、キンバリープロセスを遵守したダイヤモンドのみを使用しておりますのでご安心ください。
③ガードル・インスクリプションナンバーとは?
インスクリプションナンバーとはダイヤモンドのガードル部分にレーザーで刻印するダイヤモンドの個体ナンバー(デビアスグループの鑑定ダイヤモンドに与えられるナンバー)です。※2018年以降は、ダイヤモンドのテーブル部分にスタンプされる仕様を併用しています。
BRIDGE銀座ではダイヤモンド個体のナンバーをデビアスグループの鉱山で原石採掘された際につけています。この固有ナンバーでダイヤモンドの流通過程をしっかりと把握することで、従来供給者の倫理観に頼ってしか担保出来なかった鑑定書とダイヤモンドの完全な一致であることと原産地や研磨者のトレサビリティーなどのコンプライアンスクリアを実現しています。
そして発行される、デビアスグループの鑑定機関「IIDGR(International Institute of Diamond Grading & Research)」で鑑定されたダイヤモンドはインスクリプションナンバーを鑑定書にも記載することで、徹底した流通と品質の管理を行っています。
・鑑定書で表記されている例
(※AGL宝石鑑別別団体協議会会員の「CGL中央宝石研究所」発行の鑑定書ダイヤモンドにもガードル部分にインスクリプションナンバーのレーザ刻印が入ります。)
このインスクリプションナンバーは、ダイヤモンドのテーブル部分(*1)もしくはガードル部分(*2)にレーザーマークの機械を使って刻印されています。ダイヤモンドがBRIDGE銀座に届くときはレーザーマークのナンバーが判り易いように色(黒)が入れて有り比較的読みやすいのですが、製品になって店頭に並んだり、お客様の元へ届く際にはレーザーマークの色は綺麗に拭き取られているので、透明で小さな小さな凹凸でしかなくなってしまいいます。なのでガードル部分の刻印は宝石商の七つ道具の一つ「10倍のルーペ」で見た時に色が有る場合は見つけやすく、色が拭き取られてからはかなり発見が困難になります。テーブル刻印の場合は10倍ルーペを使って熟練の鑑定師が見ても発見困難なサイズです。
(*1:ダイヤモンドファセットのフェイスアップでの正面部分、トップの平らなファセット。)
(*2:ダイヤモンドをフェイスアップで見た場合の一番外側にあたる部分パビリオンとクラウンの中間に位置するファセット。現在のダイヤモンドカットでは一番最初に形を決定する重要部分。)
・刻印がテーブル部分の例
・刻印がガードル部分の例
グレーディングレポートとダイヤモンドのインスクリプションナンバーが一致しました。お渡しする鑑定書に記載してあるナンバーと一致することは、コンフリクトフリーの証です。BRIDGE銀座アントワープブリリアントで取扱うIIDGR、CGLのセンターダイヤモンドは全て、デビアスグループの鉱山で産出した高品質ダイヤモンド原石にナンバーを付けています。しかも、流通過程おいてキンバリープロセスを遵守したダイヤモンドだけを取扱いますので、このナンバーは単純に鑑定書とダイヤモンド個体の一致を示すだけでなく、キンバリープロセスを遵守したコンフリクトフリー(非紛争ダイヤ)であることも同時に証明されるのです。
本日のブログはいかがでしたでしょうか?大切な人に贈るジュエリー。そこに使われている宝石・ダイヤモンドはテロリストの資金源になっているものじゃなく汚れなく・清いものがいいですよね!当店BRIDGE銀座が扱っているダイヤモンド全てコンフリクトフリーのもののみですので、安心してお持ちいただけます。
ぜひ、当店にお越しいただきこだわっているダイヤモンドの美しさを見てい頂きたいです!!
ダイヤモンドのインクルージョン(内包物)について
2019.04.5 UP
炭素の多重結晶体であるダイヤモンドには結晶化しなかった炭素や結晶化した際に僅かにダイヤモンドに取り込まれた不純物がかすかに内包されている場合があります。
この内包物を「インクリュージョン」と呼び、さらに透明度を妨げるキズ・ブレミッシュ等を合わせて、価値を判断します。これらが少ないほどダイヤモンドの価値は高くなるんですね。
大半は肉眼で発見できないものばかりですので10倍の拡大鏡(ルーペ)や宝石用の顕微鏡を用いて鑑定することが通例で、全くの無傷でインクリュージョンが無いダイヤモンドが最高とされ、内包物の量が増すにつれて価値が低くなります。その内包物の内包度合いによって4Cのクラリティ―グレードが決まります。(ランクはFLからI2までの11段階で評価されます。)
では、その内包物には一体どんなものがあるのでしょうか?
気になるところですよね!
今日は、その内包物「インクルージョン」について詳しくご紹介したいと思います!
1.ダイヤモンドは数十億年前の奇跡
2・クラリティーグレードの注意点
3.鑑定書の表記
4.インクルージョンの種類
1.ダイヤモンドは数十億年前の奇跡
たとえ今年掘りあげられた新品のダイヤモンドであったとしても、中には遥か45億年前のダイヤモンドも含まれます。宝飾用に限らずダイヤモンドは最低でも9億年以上前に結晶したものばかり、地球上で起こった様々な偶然が重なって奇跡的に結晶し出来上がるダイヤモンド。その中に眠る特徴的なインクリュージョンは9億年以上の遥か昔にダイヤモンドに中にダイヤモンド以外の物質が入って出来たモノなのです。
言い換えれば特徴的なインクリュージョンは地球によってダイヤモンドに刻まれた世界に1つだけの特別なしるしのようなもの!
あなたのダイヤモンドのインクリュージョンは・・・若しかしたら地球のロマンが詰まったモノかもしれませんね!?
・・とはいっても趣味の宝石ではない 婚約リング用にお選びになるダイヤモンドでは無傷無欠点が望ましいと思います。
肉眼で内包物が確認できないVS2~SI1等のグレードを選ぶ場合では見た目に違いは無いもののVS~SI等のグレードではインクリュージョンの種類によっては注意しなければならない場合もあるようです。VS~SI等のクラリティグレードで避けるべきは、内包物が将来的に成長する可能性のある場合や割れや欠けに繋がるかもしれないインクルージョンを持つダイヤモンドです。
※研磨者フィリッペンス・ベルト氏の目で厳しく原石を選定していますのでその様なダイヤモンドはBRIDGE銀座では取り扱いませんのでご安心くださいね。
2・クラリティーグレードの注意点
クラリティ―グレードにおいてもう一つ注意しない行けない点はインクリュージョンのサイズが0.5ミクロン以下の微小結晶の集合などが有る場合です。クラリティグレードでは0.5ミクロンを下回る小さすぎる内包物を内包物としてカウントしません。
ソーヤブル原石ではそうした微細な内包物をあらかじめ排除していますので同じクラリティグレードのダイヤモンドを見比べた際にもう一つ綺麗に感じることがありますが、これは原石の美しさの差なのです。繰り返しになりますが結果同じようなクラリティグレードでもきれいなダイヤモンドと今一つキレイではないダイヤモンドが有ったりします。
これは原石の品質の問題でソーヤブルのグラッシーと呼ばれる高品質原石からは出ないのですが、メイカブルのクラウド原石からは稀にクラリティ評価としては高くても明らかに見た目に問題のあるダイヤモンドが出る場合が有ります。
※アントワープブリリアントはそもそもダイヤモンドの原石選びを厳しく行いますのでこうした”化け石”が混ざる事はありませんのでご安心くださいませ^^
3.鑑定書の表記
炭素の結晶体であるダイヤモンドには結晶化しなかった炭素や結晶化した際の不純物がかすかに内包されている場合があります。この内包物をインクリュージョンと呼びます。ダイヤモンドの4Cの内透明度グレードのClarity(クラリティ)はインクリュージョンの程度を判定しさらに透明度を妨げるキズ等を合わせて、価値を判断します。Antwerp Brilliant のダイヤモンドではIIDGRにて鑑定されるダイヤモンドが有りこれらは鑑定書にも詳しく記載されていますので、鑑定書の表記と共に説明します。
IIDGRのグレーディングレポート3枚で見ていきます。IIDGRのグレーディングレポートはダイヤモンドのフェイスアップ(正面)とフェイスダウン(裏向き)で観察した場合に「何処に?」「どんな?」インクリュージョンが有るのか?を実際のダイヤモンドに記入して表示していますのでとても分かりやすいです。
①のダイヤモンドにはCrystal(クリスタル)、Knot(ノット)、Needle(ニードル)
②のダイヤモンドにはCloud(クラウド)、Crystal(クリスタル)、Feather(フェザー)、Knot(ノット)
③のダイヤモンドにはCloud(クラウド)、Crystal(クリスタル)
とそれぞれ表記されています。
それでは、具体的にどんな種類の内包物があるのか?見ていきましょう!
4.インクルージョンの種類
・Crystal (クリスタル)
ダイヤモンド内部に無色透明な結晶から色付き不透明の結晶まで様々な別の鉱物結晶がある状態のことを言います。中にはダイヤモンド内部ガーネットや別の宝石類が美しさを発揮できる状態で内包されている特別珍しい物も有ります。内包物がダイヤモンドの場合はKnot(ノット)と呼びます。
・Cloud(クラウド)
ごく微小の白色のインクルージョンが多数集合して雲状にみえる内包物の事をクラウドと呼びます。顕微鏡でも小さすぎて良く判らないよな小さなCrystal(クリスタル)の集合をさします。②や③のダイヤモンドに赤字で記載された部分を見ても一つ一つのCrystal(クリスタル)と同程度の大きさの小さな内包物の集合ですので、非常に微細です。
・Knot(ノット)
ダイヤモンド内部に別のダイヤモンドが結晶し内包物化したもの。ダイヤモンド同士の場合光のレリーフが同じなので輪郭しかわからないや見えない場合もあります。多くの場合は本体が結晶するよりも前に結晶して出来たダイヤモンドが内包していると考えられます。
・Feather(フェザー)
ダイヤモンドの結晶の配列に対して平行な割れやヒビが半透明に近い”白い羽”に見える内包物を差します。石の亀裂や欠け部分など大きすぎなければほとんどの場合にフェザーと呼ばれます。
この他にも内包物の表記にはいろいろな物が有ります。
・Pinpoint(ピンポイント)
針で衝いた跡のようなとても小さい内包物。点のような見た目なのでピンポイントと呼ばれます。現代ならドットだったかもしれません
・Cleavage(クリベージ)
割れや欠けの比較的に大きなものを指します。鑑定書記載にこれは無いほうが良いですね。
・Dark Inclusion(ダーク インクリュージョン)
黒いカーボン結晶です。ダイヤモンドに成りきれなかった硫化炭素や石墨等です。黒い見た目なので比較的発見しやすい内包物といえます。見た目に美しさを損なうようなサイズのものは避けたほうが良いかもしれませんね、BRIDGEではもともと大きなブラックカーボンが有るダイヤモンドは取扱いませんのでご安心ください。
この他にもクラリティグレードではブレミッシュと呼ぶ外部の特徴を記載する場合があります。(ベアディング、ピットやスクラッチ等)多くはカットや研磨の際にダイヤモンドについてしまったり不用意に内包物まで届くようにカットしてしまうなどの人為的な傷です。BRIDGEではダイヤモンドのカットから研磨まで一流の職人が担当していますのでその様なダイヤモンドを取扱いませんのでご安心くださいね^^
あえて低グレードのクラリティを選ぶ場合も?
中には特殊かもしれませんが、Si1等の美しさを損なわないがグレードとしては控えめなダイヤモンドで内部に特徴的な内包物があるダイヤモンドを選ばれる場合も・・・
美しさを損なわないSi1、ダイヤモンドの内包物はよく人の顔の中にある”ほくろ”に例えられる場合があります。
ダイヤモンドの内包物は美しさを損なわない大きさと色で、且つ特徴としてプラスにとらえる事が出来れば”魅力的な欠点”になるかもしれません!?
確かにダイヤモンドの中に世界に一つだけの印が付いているなんて素敵ですよね?^^
※非常に特殊ですのでいつもでもご案内できる訳ではありませんのであらかじめご了承ください。
例外を除きクラリティ―グレードはVS2以上で比較する場合、美しさの基準ではなく希少性の基準であることを頭に入れて選ばれるのが良いですね!
本日のブログ、いかがでしたでしょうか?
内包物は天然の証でもあります。結婚婚約では無傷欠点も重要なポイントですのでハイグレードの人気が高いことはもちろんですが、一概にどのグレードが良いか?は一言では言えませんね。希少性で選べばグレード優先、美しさで選ぶ場合は、そのダイヤモンドを実際に見て「美しい」と実感できるものを選ぶことをお勧めいたします♪
実際にダイヤモンドを見て、直感で決められる方もいらっしゃいますので、まずは、お店に見にいらしてくださいね!
お二人の門出にピッタリのダイヤモンドがきっと見つかるはずですから♡
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~BRIDGE銀座が扱っているダイヤモンドがベルギー大使館推奨になるまで~
2019.04.2 UPBRIDGE銀座が扱っているダイヤモンドは以前にもご紹介した通り、原石とカッターにこだわっていて、世界一美しい原石を最高のカッターを指名して研磨させています。その美しいダイヤモンドは、ベルギー大使館の推奨をいただいています!!
①ダイヤモンド研磨にこだわりを持っている。
②研磨の聖地・ベルギーのアントワープって?
③推奨された理由。
④新しい流通の確立。
①ダイヤモンド研磨にこだわりを持っている。
大使館推奨の理由それは、私たちBRIDGE銀座がダイヤモンドを美しく魅せるための最も重要な工程と言われている「研磨」に特に強いこだわりを持っているためです。私たちのダイヤモンドの輝きはカットや研磨と言った本来職人の作業領域にも、機械化の波が及んでいる現代においても一つ一つ専門の職人の手作業で丁寧に仕上げられ、引き出されるからなのです。アントアープブリリアントでは、ダイヤモンド研磨の聖地ベルギー・アントワープで確かな技術のあるダイヤモンドカッター、フィリッペンス・ベルト氏を指名しています。
特別な職人ベルト氏の手作業で行われるダイヤモンド研磨は、一般的なエクセレントカットとして完全に仕上がった状態から更に”もう一色”もう少しの”煌めき”を引き出します。同じグレードのダイヤモンドでも”輝き”や”見た目”が異なるのは”原石の良し悪し”と”最終研磨者の腕前”によるところが大きいのです。
ダイヤモンド研磨で世界最高レベルの品質を誇るベルギー・アントワープ、その中でも特別な評価を得る研磨職人”フィリッペンス・ベルト氏” 。彼らが今まで築き上げてきたベルギー(*1)研磨の確固たる高品質は世界に認められ現在も注目を集めています。
日本の皆様にそうした特別な輝きを放つベルギー品質のダイヤモンドを手にして頂きたい。という想いから、私たちはあえてベルギー研磨にこだわっています。
*1:19世紀にネーデルラント連合から独立した比較的新しい国で、人口は約1100万人、ヨーロッパの西側に位置する連邦立憲君主制の国家です。欧州連合(EU)の主要機関の多くが置かれていて”EUの首都”とも言われています。
ダイヤモンドとのかかわりは深く、フランダース地方では14世紀にブルージュやアントワープに持ち込まれた多くのダイヤモンドがこの地でカット・研磨加工された。スカイフやソーイングブレードといった研磨機材を開発したのもフランダースの宝石加工職人たちで、世界中からダイヤモンド研磨のオファーを受けていてました。当時ブルージュはルドウィック・ヴァン・ベルケムなどを輩出した。現在は北部の町アントワープにサイトホルダーの本社事務所が集中しており、世界中のダイヤモンド取引が行われる中心地となっています。
②研磨の聖地・ベルギーのアントワープって?
ダイヤモンドの流通量で世界有数のアントワープなのですが、意外にもアントワープで研磨されるダイヤモンドの流通量は全体でもごく僅かで希少なのです。アントワープはかつて、世界最大のダイヤモンド研磨地で、研磨済みのダイヤモンド総数量の80%ほどがベルギーで研磨されていました。ケッペン地域には多くの研磨工が暮らしていて、研磨工になるための専門学校から組合等もあり、多くのサイトホルダーの研磨工場が立ち並んでいたそうです。しかし現在、残念ながらその面影は無く、ベルギー・アントワープの地場産業だったダイヤモンド加工は年々減少していき、世界的にもシェアを失い回復できる見込みは残念ながらないんです・・・
現在ダイヤモンドのカット・研磨の加工はベルギーに代わって加工工賃の安い後進国に移行していて、現地で盛んに行われています。中国やインド、また産出国のアフリカ諸国でもダイヤモンドの加工工場が続々と新しくオープンしています。高品質だけど工賃の高いベルギーの職人はそうした後進国へ技術指導に行くなどしないと、自国・ベルギー国内では仕事がなくなってきているのが現状です。
またタイ王国・バンコクなどでも高品質のダイヤモンド研磨が行われていて、中~低品質だけでなく本来ベルギー・アントワープでしか出来なかった多くの仕事がそうした国々へと移っていっているのです。
現在のベルギー・アントワープはにある、ベルト氏等の特別な技術を持った職人のアトリエには難解な仕事が沢山集まって来るのですが、通常の研磨加工だけを行うアトリエや工場にはなかなか仕事が集まりにくくなっています。フィリッペンス・ベルト氏のアトリエのあるエリアも、1970年当時大小合わせて2000を超える研磨工場があったそうですが、2017年では両手で数えれる数まで減少していて、加工に携わる職人も年々減少しています。
③推奨された理由
アントワープブリリアントはその第一号として日本国内に紹介される事になったのです!!!!
④新しい流通の確立
しかも供給されるダイヤモンドはすべてデビアスグループのIIDGRにて鑑定書を発行する。という今までにない新しい流通の枠組みのダイヤモンドでした。今回鑑定を担当するデビアスグループの鑑定鑑別機関IIDGRの研究所もベルギーアントワープに有ったことから、以下のような経路で販売されることが情報としてお客様に開示できる新しいダイヤモンドが誕生したのです。
◆ダイヤモンドはボツワナを中心としたデブスワナから供給される。
鉱山はボツワナ・ナミビア・南アフリカ・カナダの4拠点ですが、ボツワナ以外は極端に選択される可能性が低い。
◆厳選された原石はアントワープへ送られカット・研磨される。
フィリッペンス・ベルト氏率いるダイヤモンドトップチームによる最終研磨を施す。
◆ベルギーに研究所を構えるデビアスグループのIIDGRにてダイヤモンドの鑑定書を発行する。
鑑定するダイヤモンドはデビアスの採掘した石のみで、一石一石ナンバー管理されている。石と産地、鑑定書の完全一致を実現。
たったこれだけ?と思うかもしれませんが、現在も”何処で産出”して、”誰の手によってカットされ研磨”されたか?が説明できないダイヤモンドが市場には多くあり、実際に研磨者が判るダイヤモンドと言うだけでもとても貴重で中々見かけません。トレサビリティーの確立されていないダイヤモンドしかないのが現状なのです。
なので、私たちは大切な人の元へ思いを込めて贈るダイヤモンドが二次流通品(質屋に入れて、そこから再度研磨し市場に出しものなど)だったり、コンフリクトダイヤモンド(ブラッドダイヤモンド)では無く、完全なエシカルダイヤモンドである事は最重要であると考えています!
私たちは、ブランドの事業展開を通じてダイヤモンド研磨の聖地であるベルギーの産業を守る事、そして職人の間で受け継がれる伝統技術の継承や、継続発展を微力ながら支えていき、ダイヤモンド研磨に懸ける職人の情熱や熱い想いを一人でも多くの日本のお客様にお届けしたいと考えています。
本日のブログはいかがでしたでしょうか?ベルギー大使館推奨になった理由についてご案内いたしました。ぜひ、店頭でその美しさを見ていただきたいです!暗いところで見てもキレイな虹色の光が輝きます。
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BRIDGE銀座が扱っている素材についてご紹介します!
2019.04.1 UP今回ご紹介するのは、指輪の素材について!です。なんとなくシルバー系の色味じゃないとダメなんでしょ??など思っている方も多いのではないでしょうか。
結論は、そんなことありません!!そもそも、なんでシルバー系の色(プラチナ)なんだと思いますか?まずは、プラチナが多く選ばれる理由からご案内いたします。
①プラチナについて
プラチナが多く使われる理由はプラチナの持つ永遠性や純粋性、そして希少性に結婚の誓いを重ねるカップルが多いようです。シルバーやゴールド系の色味はプラチナと比べると使っていく中で経年変化しやすいのですが、その性質を利用して恋人同士の時にペアリングを贈り合うのが人気なんです。なんで?って思いますよね?その理由として、シルバーリングを贈る事は変色したりする前にお互いをケアしてください。という意味があるようです。(なんだかロマンチック・・・)
それに対してプラチナは、お互いの存在が永遠となるの意味でいつまでも変色しない二人の関係を現しているので、結婚指輪として人気があります!しかもプラチナはゴールドやシルバーと比べて高純度であり使用する合金(混ぜ合わせる金属)も同じプラチナ族で統一された純粋な素材なのです。先の文章で希少性とお話をしましたが、プラチナは人類の有史以来、地球上のすべての採掘量を合わせても2階建てバス1台分しかないとされているんです。(6m四方の立方体)マリッジリング1本分のプラチナは約3グラム、プラチナの原鉱石約1トンから採掘されるプラチナの量が約3グラムですのでマリッジリングのメンズとレディースで約7グラムとすると…プラチナの原鉱石は約2.1トン必要という事になります。この量はなんとダンプカー1台分!もう想像できないですよね(笑)
地下1000mクラスの鉱脈から採掘された後、原鉱石の中に僅かにしか含まれない為、約8日かけてじっくりと精錬されます。そんな大変貴重な貴金属がプラチナです。プラチナは日常生活で変質・変色する心配もなく、いつまでも美しい白さを保つことができることから結婚指輪の素材として相応しく世界中の花嫁に選ばれています。プラチナは温泉の硫黄分や漂白剤、プールの塩素、汗などを気にする必要もありません。変色することのない純粋な白色はご結婚のイメージにピッタリな素材なのです♪
日本ではプラチナの指輪のほうがまだまだフォーマルとされています。しかし、視野を少し広げて世界的な規模で見ていただくと実は海外ではゴールドの色味のが主流なのです。そこで、BRIDGE銀座で扱っている3種類のゴールドをご紹介いたします。
②18金について
宝飾用貴金属の代表的な素材として18金があります。たぶん、一度は聞いたことあるかと思います。18金は通常、純金と銀と銅の合金(混ぜ合わせる金属)でその配合割合が純金75%以上の場合を18金と呼びます。日本国内では金の品位を24分率を使って表しますが、世界の基準純度ではパーミル(‰)表示が通常です。理論上は1,000‰=100%、純金100%となるのですが、実際は100%不純物なしの金属は製造が非常に難しいため99%、999‰が正しい表現になります。金の取引などで使われる純金の延べ棒等に刻印する場合も99.9もしくは99.99となり、スリーナインもしくはフォーナインなどと表記されます。
しかしジュエリーの場合、延べ棒とは異なり単純に純度が高ければよいというものではありません。装身具には加工や使っていくにつれての経年劣化、そもそも普段使いに耐え得る弾力や柔軟さ、また打ち傷に対する強度などが必要だからです。金の基準品位などを定める国際的な機関”ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)”では装身具の金の基準品位を750‰すなわち全体の75%以上の含有量と定めています。これは、24分率では18にあたるので日本国内では18金と呼ばれます。
24分の18を純金、残りの6つまり全体の25%を純金以外の金属で合金したものが18金・・・!なのですが、カラーゴールドはこの18金以外の合金素材の割合や配合する金属の種類を調整することで金属の色合いを調整し、通常配合用の金属の事を割がねと呼びます。
金の割がね素材として大きく、SV純銀(シルバー)、CU純銅(カッパー)、PD(パラジウム)の3素材があります。
③イエローゴールド(YG)
華やかな印象で人気のイエローゴールド(YG)は、割がねのうち、シルバーと銅の合金を配合して明るい金色を作り出します。これを宝飾業界では”青金(あおきん)”と呼ばれます。割がねの割合も4:6~6:4など様々です。BRIDGEでは発色の美しさにこだわって割合を決めています。
④ピンクゴールド(PG)
女性の肌に馴染がよく、優しい色味で人気上昇中のピンクゴールド(PG)は主に、カッパーの中に僅かにパラジウムを配合して金を赤手に出します。これを業界では”赤金(あかきん)”と呼ばれます。
⑤ホワイトゴールド(WG)
そして最近注目なのがプラチナより黒っぽい燻したような渋い色合いが男性用結婚指輪でも人気のホワイトゴールド(WG)です。ホワイトゴールドは、金の割がねにプラチナ族のパラジウムを配合してもともと金色だった金属を白系統に変化させます。やや温かみのある黒い銀色に仕上がるため渋めの色合いがお好きな男性を中心に人気が出ています。
プラチナ素材よりも、カジュアルでファッショナブルなカラーゴールドのラインナップが多数展開しています。
結婚指輪や婚約指輪の素材としても人気のイエローゴールドやピンクゴールドは経年劣化にも強く、変色や酸化して黒ずんでしまうような心配のない安心で安全な素材です。この他にも割がねの分量を調整して、グリーンゴールドやシャンパンゴールド(CG)など新しいカラーゴールドが登場しています。金属にはたくさんの種類があるのですが銀色以外の金属は少なく僅かに『金』と『銅』のみ!カラーゴールドの世界ではこの色のある2種類の金属に、割がねを混ぜて色合いを調整します。BRIDGE銀座ではより発色良く貴金属表面のキメが揃い、かつ柔軟性に富み強度あるゴールドを日々追い求めています。
⑥シャンパンゴールド(CG)
新しいカラーゴールドのシャンパンゴールド(CG)はイエローゴールド(YG)とプラチナの中間色で、イエローゴールドのような華やかさはほどはないですが、プラチナよりほんの少しイエローの色味があるのでオシャレな色味です♪日焼けした肌にも、きめの細かい白い肌にもどちらにも絶妙にマッチするんです!!また、女性でゴールド系もシルバー系もどっちも好きという方にピッタリなんです(*^^*)
ファッションリングと合わせて着けていただいても馴染みやすいので、オシャレが好きな人にぜひ見ていただきたいカラーゴールドです!!
また、よくお客様に”ホワイトゴールドは変色しやすいんですよね?”と聞かれますが答えは、変色の心配はいりません。
当店BRIDGEのホワイトゴールドには、プラチナメッキ(正しくはロジウムコーティング)を施していません。ですので、メッキが剝れる心配はいらないんです!!また無メッキの素材ですので、比較的変色の心配もありません。お客様のご希望によりロジウムコーティングを受け、賜ることもできますので気になる方はぜひ店頭スタッフまでお問い合わせください。BRIDGEのホワイトゴールドは、素材そもそもの色、”黒っぽく少し暖かい銀色”に仕上げてあります。結婚指輪といえどもプラチナのような白く清楚な銀色の苦手な男性には、この渋みある発色が逆に人気が有りますよ☆
本日のブログはいかがでしたでしょうか?プラチナ以外の素材で作る指輪もオシャレでとても素敵です!BRIDGE銀座で扱っているすべてのデザインの指輪は素材から選んで作成いたしますので、ゴールドの色味を考えていらっしゃる方はぜひ、お越しください!!
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