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銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

今日は結婚指輪のアレンジで人気のピンクダイヤモンドをご紹介いたします。ブライダルでも人気の宝石ピンクダイヤモンドはその名前の通りにピンク色をしたダイヤモンドです。

因みに日本にピンク色を紹介した人物として有名なのが明治時代に活躍した小説家の【坪内逍遥(つぼうちしょうよう)】さんだと言われています。皆さんピンク色と言われてどんな色を思い浮かべますか?”桜色”の淡くはかない色を思い受けべる方も多いのではないかと思います。しかし!!実はピンク色は赤+青が正しい色なのです。ですので欧米人にとってピンク色は結構激しい色合いでしっかりとした色であることが多いです。アメリカ人の好むピンクを”ショッキングピンク”なんて言ったりしますが、これは日本人にとって激しい色なだけで実は欧米人にとってはそれこそがピンク色なのです。これは坪内逍遥さんが【ピンク色=桜の花びらのような色】と日本に紹介したことが原因だと言われています。(真偽は謎ですw)

さてそんなことで日本人にとってピンクはとても淡く上品な色合いでブライダルにもピッタリなのです。

因みにピンクダイヤモンドの色原因は結晶格子の歪みに起こる色の吸収だという事は皆さんご存知ですか?ピンクダイヤモンドは淡い色に着色しているわけではないんですね!なんと低品質なダイヤモンド原石にありがちな歪んだ成長線(グレイン)が原因で残像色としてあの色が見えると言う訳なんです。ですので着色ではないので濃い色合いのピンクはなかなか産出しませんし、その延長戦に登場する赤いダイヤモンドは希少性がずば抜けているのです。

普段はエリートの様な超高品質のダイアモンド原石しか取り扱わない私たちですが、ピンクダイヤモンドだけは低品質であると思われる原石から出現するために真逆の材料を取り扱う事になります。しかもピンク色の原因が結晶の歪みグレインであるので、ピンクダイヤモンドは通常の高品質で結晶の整ったダイヤモンド原石に比べて硬く加工が難しいのです。

産地であるオーストラリア・アーガイルでは当初、低品質の結晶歪みのあるダイヤモンド原石が硬すぎて加工する事が出来ず、商品化まで試行錯誤が続いた逸話が在ります。結果インドのサイトホルダーが研磨に成功し製品化を後押ししました。今ではアーガイル独自のダイヤモンド研磨のノウハウを確立していて、これと言う原石はアーガイル社が自前のカッティングとポリッシュを施せるようになっています。

ピンクダイヤモンドを使用した結婚婚約指輪セットBRIDGEの春の足音

そんなピンクダイヤモンドですがアーガイル鉱山ではピンクダイヤモンドの等級を8段階で管理しています。1から順に濃く、8が一番薄く淡い色調です。一般的に7番はGIA基準でファンシーカラー、3,4,5番はインテンスカラー、2,3はヴィヴィットカラーと言われています。GIAの基準ではディープやダークと言った明度でも石を判断する為番号によっては重複する場合もあります。またPPはパープルピンク、Pはピンク、CPはシャンパンピンク、BPはブラウンピンクと色の区分けも有ります。最も効果に取引されるのがPPです。BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでは4Pと7Pと濃さの違う2種類のピンクダイヤモンドを常備していますので濃い色合いがお好みなら4Pを淡い色合いがお好みなら7Pを御指定下さい。アレンジさせていただきます。

そんなアーガイル鉱山ですが2008年に閉山するという話があり、その時は中国政府から多額のODA資金を獲得して地下資源採掘を継続しました。※アーガイル鉱山は主に鉄鉱石を採掘する鉱山で、ダイヤモンドはあくまで副産物の1つにすぎません。その時の出資金で当初計画では2028年まで鉱山を延長操業するという話でしたが、来年2020年にも閉山するのでは?という憶測が飛んでいます。詳しく調べるために頻繁に鉱山の公式Webサイトをチェックしていますが、閉山のニュースは出ていないモノのHP自体が更新されておらず、このまま閉山する事もあるのかもしれないというような状況なのは間違いないようです。

もしもアーガイルが閉山となれば幻の宝石となるピンクダイヤモンド、この機会にぜひ手に入れてみてはいかがでしょうか?

 

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