銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

皆さんこんにちはBRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーです。

G.I.A.の公式Webサイトのニュースで興味深い記事を発見したのでご報告いたします。実はこの記事を見るまでもなく、昨年よりも実際店頭に並んでいるダイヤモンドの価格が少し落ち着いていました。それはサイトホルダーから供給されてくるダイヤモンドの価格がすこし低下しているからなんですが、この原因について当然私たちでは全容を把握できませんでした、しかし、鉱山会社の販売価格が超背されていたのなら話は早いですね!、以下ニュースの内容です。

ダイヤモンド生産企業、De Beers(デビアス)とAlrosa(アルロサ)は、この数ヶ月間で原石の売上げが激減したものの、現在のダイヤモンド市場は安定しており、米国のホリデー シーズンおよび中国の旧正月では堅調な需要が期待できると報告しています。

原石および研磨済みのダイヤモンドの在庫が年初に増加し、両方とも価格が低下したため、両社の売上高は25%以上減少しました。また、銀行は業界に対する与信枠を引き続き縮小しています。

※ベルギーでも銀行とダイヤモンド企業のファイナンストラブルは引き続き起こっているようです。2017年にベルギーのエクセルコがファイナンストラブルで破産・倒産したニュースは驚きましたね、しかも昨年は弊社でも取引があった世界最大のサプライヤーだったユーロスターまで同様のトラブルで破産・倒産しています。)

11月4日から8日まで行われたサイクルでは、デビアスは原石の配分を約1億ドル(約109億円)増加させ、3億9000万ドル(約425億円)としましたが、価格を5%以上下げました。デビアスが、特に大きくより上質のダイヤモンド原石の価格についてこれほど価格を低下させることは滅多にないため、これは非常に特別な戦略でした。通常、デビアスは価格を「調整」します。5,000以上ある原石カテゴリーのうち数種類の価格を上げて残りの種類の価格を下げるか、またはより良い品質の原石をより低いカテゴリーにシフトさせて減少を隠します。

デビアスは今回のサイクルで行ったように、全面的に価格を下げることはありません。しかし、5%の価格の低下を隠すことは不可能です。一部のレポートによると、小さくてより安価な品質のダイヤモンドはそれ以上価格が低下したことが示されています。また、デビアスはより大きな商品について、顧客が受け入れ不可能あるいはカットの採算の見込めない商品をデビアスに売り戻すことができる買戻限度額を、10%から20%に引き上げました。

デビアスは、ABN Amro Bank(ABNアムロ銀行)が、カット石として採算の見込めない原石(当時のほぼすべてのカテゴリーのダイヤモンドがこれに該当する)の購入に対して融資をもはや行わないと9月に発表した後、価格を引き下げざる以外に手段はなかった可能性が高いと考えられます。

ロシアのアルロサは、第3四半期の原石の価格における売上高が前年同時期と比較して37%減少したと発表しました。今年10月の収益が前年同月と比較して増加しましたが、この回復がなければ、売上高の減少はさらに大きかったと推測できます。売上高が急激に減少した理由の一つとして、アルロサは小さなダイヤモンドに注力し始めたことが挙げられます。数量での売上高はわずか5%の減少にとどまりました。

アルロサは、10月における売上高の7%の増加は、市場の過剰供給が引き下げられているため需要が安定していることを示していると報告しました。

超大型ダイヤモンド市場も減速しています。レソトのLetseng(レツェング)鉱山を運営するGem Diamonds(ジェム ダイヤモンズ)は、今年採取されたダイヤモンドの平均価格は1カラット当たり23%減の1,417ドル(約15万円)に低下したと報告しました。レツェング鉱山の産出量は年間約11万カラットと少ないですが、50カラット以上のダイヤモンドを定期的に産出しています。

小売りの現状

世界のダイヤモンド ジュエリーの需要は1.9%増加し、合計760億ドル(約8兆2840億円)に達したと、今月発表された「Diamond Insight(ダイヤモンド インサイト)」調査でデビアスが報告しました。

米国は引き続きダイヤモンド ジュエリーの世界最大の市場であり、売上高は360億ドル(約3兆9240億円)となり、世界の売上高の47%以上を占めました。米国で販売されたジュエリーのうちダイヤモンドに相当するのは、合計123億ドル(約1兆3410億円)でした。

中国の小売業におけるダイヤモンドの需要は100億ドル(約1兆900億円)を突破し、ダイヤモンド相当分は34億7000万ドル(約3782億円)に達しました。次いで日本が50億ドル(約5450億円、ダイヤモンド相当は11億6000万ドル/1兆2664億円)、インドが30億ドル(約3270億円、ダイヤモンド相当は13億ドル/約1417億円)であり、ダイヤモンド市場の小売業の売上高の上位を占めました。

GIAニュースサイト⇒https://www.gia.edu/JP/gia-news-research/diamond-market-recovery-top-end-auction-results

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全面的にダイヤモンドが一旦市場の再形成を行うタイミングに来ているとニュースが報じています。しかし、小売りの市場では世界のダイヤモンド ジュエリーの需要は1.9%増加し、合計760億ドル(約8兆2840億円)に達したと、今月発表された「Diamond Insight(ダイヤモンド インサイト)」調査でデビアスが報告しました。とある様に、ラボグロウン合成ダイヤモンドが話題をさらっていた昨年から見ても回復傾向にある様です。特に中国の伸びが大きく、アメリカの消費量に迫る勢いです。日本では年間5000億円超という事で宝飾品の売り上げの半分以上がダイヤモンドジュエリーの様です。やはり宝石の王様ダイヤモンドの魅力は健在ですね!

BRIDGE銀座アントワープブリリアントギャラリーでもメインに取り扱う宝石ダイヤモンドの世界的な販売は回復傾向ですが、それはラボグロウン合成ダやモンドとの立ち位置の明確化や、新商品投入の市場影響が落ち着いてきたことが原因の様です。ですので、今がダイヤモンドをお求めになるには最も良いタイミングと思われます。ご検討中の方はぜひダイヤモンドを鉱山やサイトホルダーと直接商売しているお店へ行ってみてはいかがでしょうか?逆にダイヤモンドを間接的な仕入れで販売しているお店にはこういった情報は無いかもしれませんので、気になる場合は店頭で確認してみると良いのではないでしょうか?

 

 

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