銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

皆さんこんにちは!ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーです。ダイヤモンドの美しさは原石と研磨師で決まり、希少性と価格は4Cによって決まります。とこのブログでも再三お伝えしていますが、先日「VVS1(ブイブイエスワン)だから綺麗なんだよこっちは」というお客様とのやり取りが有ったのでもう一回書いておきます。

VVS1のダイヤモンドとSI1若しくはVS2のダイヤモンドは何方が綺麗か?これは実は実際に見てみないと分かりません!4Cはあくまでも希少性の単位であって、美しさの基準ではありません!クラリティーグレードでは特に分かり易いので簡単に説明します。

※上質なダイヤモンド原石を研磨師の選定眼で選び抜いているからこその輝き

ダイヤモンドには25種類の内包物が内包される可能性が有ります。代表はダイヤモンド、スピネル、オリビン、ガーネットの4種類で他に21種類の鉱物が内包される可能性があるのです。そしてそれぞれの内包物はどんな状態で内包されているのか?によって色に与える影響が変化します。色には【明るい暗い】【鮮やか地味】【暖かい寒い】の3要素が有り、それぞれの内包物が色の要素と密接に関係してきます。

クラリティーグレードは0.5ミクロン以下の内包物をカウントしません、ですので仮にFL(フローレス)のダイヤモンドであっても内包する微細な物質から色が影響を受けています。

結果DカラーVVS1だから綺麗という事には当然ですが成りません!DカラーVVS1は美しいというよりも希少なのです。クラリティーグレードはそう言った具合に内包物の種類は問わずにそれがどの程度内包しているか?の基準です。では色はどうでしょうか?

カラーグレードもDから始まってZカラー迄徐々に何らかの色がついていく指標です。このカラーグレードには明度や彩度は判断されません。

私たちのように毎日毎日ダイヤモンドを見ていると【このダイヤモンドは力が有る】そういうダイヤモンドを見かける事が有ります。原石の時既に明度が高く彩度が高い原石であったと推測されます。アントワープブリリアントでは専属研磨師のフィリッペンス・ベルト氏が0.96%まで選定を重ねた高品質ダイヤモンド原石をさらに自身の目で選定しています。

この時「どうしてこの原石を選んだのか?」と質問してもベルト氏は「こっちの方が綺麗だから」とそう答えるにとどまります。その答えこそ明度が有って彩度の高い暖かい色合いの原石である事なのです。

結論:VVS1とVS2(SI1)のどちらが美しいかは見てみないと分からない!が正解です。

以下に色の3要素を簡単に説明しますのでご参考までに

明度・明るさ:色の明るさの度合いを明度といいます。色=光と考えると分かり易いと思います。色には色相とは別に明るい色、暗い色というように色を比較して区別することができます。

彩度・鮮やかさ さいど、あざやかさ:色の三属性の1つで、宝石の価値判断においても重要な要素です。匂いや音、肌触りの感覚と同じように、色は私たちが目で見て得られる感覚の1つです。鑑賞して美しさを楽しむ宝石類にとって色は大変重要な要素です。その色の感覚は、光が目に入ることによって得られます。つまり、色を感じる原因は光なのです。そしてその光(色)には強さの強弱が有ります。

色相色合い:同じ赤い色(暖色系)の宝石でも何処か寒い感じがしたり、エメラルド(寒色)なのに燃えるような色の緑な事があるのはその為です。ダイヤモンドにもこの寒暖感は在り、同じ色目のダイヤモンドでも暗い感じとか発散してくるような明るい感じなどが有ります。寒色を含む宝石は知的なイメージ、または静かなイメージとなり、暖色を含む宝石は活発で発散するようなイメージとなるのです。

は希少性と価格を決定する要素です。

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