銀座の結婚指輪BRIDGEのブログ

皆さんこんにちは!ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーです。今日は昨日に引き続きダイヤモンド付きの結婚指輪は普段使い出来るのか?についてです。

昨日ブログでダイヤモンドやプラチナの性質上日常使いには全く問題ないんだという事を書かせてもらったのですが、「いやいやそういう事じゃないんだよね!」と言うご意見を頂きましたので、これに回答しなければという事で今日も引き続き”ダイヤモンド付きの結婚指輪は普段使い出来る?”です。そう言うことじゃないんだよね?のそういう事とは何なのか?それは引っかかったりして普段使いに支障が出るのではないの?という事でした。

ダイヤモンドをセッティングする素材が日常的に出会う酸に対しての耐性が有る事は別にダイヤモンドを留めている爪が洋服などに引っかかって使いづらいのでは?と言うのが質問の意図の様でした。

さて、石留加工の話という事ですね。

ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーでは加工アトリエで一人の職人がリングの製作工程全てお行いませんと言う話はしたことが有ると思います。これはそれぞれの作業領域でプロフェッショナルになる為にはそれぞれ10年なりのキャリアと経験を積み上げて、その中で適性が有る作業で有れば一般よりも秀でた技術を習得できるようになる、そういう分野だからのです。銀座にも加工職人が店頭に待機していてお客様を接客するお店が有るそうですが、ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーではそういう事は在りません。お店に待機して何時暇が有るならリングの磨き一つ石留1つでも経験としてこなしていく方が良いと考えているからなのです。

石留職人は専用のスコープを装着して石留加工をしています。貴金属加工職人専用のオプティバイザーというスコープを装着して作業します。オプティバイザーはレンズを通してくっきり拡大されますこれによって細かな石留作業も慎重に正確にこなす事が出来るのです。プロ仕様のオプティバイザーはゆがみのない精巧なガラスレンズで傷もつきにくく目に優しい設計で、眼鏡をかけた上からでも着用でき、
頭から外すことなく作業を継続できます。マイクロスコープセッティング何て呼ばれ方をする場合も有りるこの正確無比な石留こそメイドインジャパンのクオリティなのです。そうして一点一点小さなダイヤモンドをセッティングしていきます。

石留はジュエリー加工の中でもとても難しい部類に入る作業です。加工アトリエでも最も技術を必要とする部署ともいえます。この作業は一人前になるまでにかなりの時間を要します。専門学校などで学んで一人前になれるかと言うとなかなか難しいかもしれません、しかも石留は様々な技法が有り、その種類によって通常は得手不得手があります。熟練の職人になればなるほど様々な加工に精通してきます。

ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリー独自のセッティング法”クラウンセッティング”

クラウンセッティングではダイヤモンドのクラウン部分を飛び出させてセッティングしますので、輝きが大きく、本来余白を取ってセッティングされるダイヤモンドが余白ゼロでセッティングされます。この石留加工は熟練職人の中でも一握りのTOP職人の技術を持って為されます。クラウンセッティングなどの留めは彫り留と呼ばれています。小さなダイヤモンドを4つ爪を彫り出して留めるのですが、ダイヤモンドのクラウン部分よりも爪が飛び出さない為、引っかかりも全くなく普段使いしても洋服などに引っかかる心配は在りません。最終的に彫り出された爪は”玉ぐり”と呼ばれる加工たがね金具で丸く丸めます。ダやモンドの横に見える小さな粒が玉ぐりで加工されたダイヤモンドセッティング用の爪です。

職人は自分の使う鏨を自分で加工して作り出していきます。クラウンセッティングなどの繊細な止めでは極小の鏨(たがね)を使って行われます。結婚指輪の仕上がりを大きく左右する石留は各店舗をその分野の仕上がりの良さで比較して回っていただく事をお勧めいたします。この分野には職人の技術がどの程度のレベルなのか?が如実に反映されてしまうからです。店頭で接客員が「ウチの職人は熟練しています」と言っても石留が綺麗でない場合一般的に熟練しているとは言えないと私たちは考えています。

正確に石留されたダイヤモンドは耐久性も高いので長持ちします。結婚指輪は長期使用を前提に購入するものですので、長期間の使用に耐えうる品質で仕上げてあることは必須条件なのではないでしょうか?

いかがでしたか?そして現在小さなダイヤモンドが付いた結婚指輪が女性用では一般的になっていますが、もう一つダイヤモンドには”傷除け”としての役割も有ります。しっかりと石留されている結婚指輪のダイヤモンドはホールド感が高いので多少の衝撃にも強く割れや欠けに対する耐性も上がります。より一層普段使いがしやすいモデルと言えるのです。

プラチナや金の表面はそこまで硬くありませんので日常使いでは小さな傷がたくさん入ってしまいます。しかし、表面にダイヤモンドをセッティングしているデザインはそのダイヤモンド部分はとても硬い為、誤ってぶつけても傷に成りません、大切な結婚指環が長持ちするもう一つの要因となってくれるのです。

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