皆さんこんにちは！ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーです。今日は新作のご案内をします。プリンセスカットメレ”カレ”を使った新作です。以前イエローゴールドのコンステレーションリングにカレをセッティングした新商品をご案内しましたが、今日はその時ご案内した新型をブラッシュアップして作成したDlineStar（ディーラインスター）をご紹介します。
先ずはセンターにセッティングされたプリンセスカットのダイヤモンドです。直径は2.5㎜の正方形でプリンセスカットを施しています。カットグレードはもちろん最高グレードのトリプルエクセレント評価を獲得できるレベルです。プリンセスカットはセッティング時に金属とダイヤモンドの隙間や、ダイヤモンドとダイヤモンドの隙間を無くすことを目指して開発された四角のブリリアントカットです。
1970年代にダイヤモンドクリエイターのイスラエル・イツコウイッツ氏によって生み出されたこの四角いフォルムのダイヤモンドは等軸8面原石のフォルムをそのままに研磨仕上げ出来る事が出来ました。開発者のイツコウイッツ氏の思いとは逆に市場ではそのことを逆手に取った亜型フォルムのプリンセスカットが多く作られたのです。その結果 残念ながら輝きを損なったフォルムのダイヤモンドが市場に多く出回ってしまいました。プリンセスカットは現在58面でデザインされ例ますが、歩留まり優先のカットでは77面迄様々な面数のプリンセスカットが生み出されました。その為、ダイヤモンドのエキスパート”デビアス”グループでは2018年に新たにプリンセスカットを再定義ファンシーシェイプで初めてプリンセスカットにカットグレードを導入しました。
研磨を担当しているのはブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーの専属研磨師”フィリッペンス・ベルト氏”です。2018年デビアスグループで完成した設計図は非常に高度な研磨技術を要求する物でした。プリンセスカットは四角い輪郭フォルムなのですが、ブリリアントカットの変種です。しかもステップカットと言う四角いダイヤモンド特有の平面のファセット”ステップカットファセット”も併せ持ついわばハイブリットカットなのです。
1980年迄理想的とされていた”マルセル・トルコフスキー氏”が設計したアイディアルカットはその不完全性が指摘されて久しい状況でした。その為GIAは新たにダイヤモンドの光学特性を再計算しアイディアルの不足を改善した最高グレード”エクセレント”を発表します。しかし、この時もエクセレントカット達成には非常に高い技術が求められたために直ぐには達成できませんでした。ダイヤモンド研磨の聖地ベルギーで当時活躍した居た2000名のダイヤモンド加工技術者の中からTOPチームが選抜され、エクセレントカット達成に向けた一大プロジェクトを展開したのです。その時TOPチームのリーダーを務めたのが今回プリンセスカット最高グレードでもその仕上を任された”フィリッペンス・ベルト氏”です。
ご存知、フィリッペンス・ベルト氏はブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーの専属研磨師でもありますので、ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーでは世界に先駆けてプリンセスカットの最高グレードを輸入取り扱いをスタートさせたのです。現在ベルト氏は本拠地ベルギーアントワープと発展著しいインド・スーラトの研磨アトリエでの指導を行っており、この後、プリンセスカットのトリプルエクセレントもベルト氏以外の作業者も研磨が完成できるように仕事を進めています。
エクセレントカットの時は1990年に初めて達成されてから日本国内にコンスタンスにエクセレントカットが輸入されるようになるまでに約10年の年月がかかっています。プリンセスカットはラウンドブリリアント程余剰在庫があるわけではない筈ですが、それでも現在、不完全なプリンセスカットの在庫を保有している場合は最高グレードカットのプリンセスカットが有る事は伏せておいた方が良い会社が多いのも事実ですので、今回も少なくとも10年程度は最高グレードのプリンセスカットが浸透するの時間がかかるものとみられます。
プリンセスカットの最高グレードをお探しなら是非ブリッジ銀座アントワープブリリアントギャラリーにお越しください！
今回のカレは直径僅かに2.5㎜なのですが、全てトリプルエクセレントの設計図通りのポリッシュを施した逸品です。特にシンプルなストレートモデルに比較的大粒のダイヤモンド1石を埋め込んだこのデザインはエンゲージリング仕様でお使いに成る女性も居られます。
※3月中旬から新型コロナウイルスの影響を受けベルギーがロックダウンとなっていた影響で新作を含めたプリンセスカットの供給時期が遅れております。お客様にはご迷惑をおかけしますが、予めご了承ください。
D line Princess cut Wedding Band
